中学英語概要、受験英語と英語のこれから
2021.04.04

こちらの記事では中学英語の概要と受験英語について、さらに英語学習のこれからについてご紹介します。

▽中学英語の概要

①中学英語の分類

中学英語の問題は、大きく下記の6つに分類されます。
1、リスニング問題
2、発音・文強勢問題(同じ発音・異なる発音をするのはどれか、口に出す際に単語や文章のどの部分を最も強く発音するか)
3、単語・熟語問題
4、文法問題
5、長文読解問題
6、英作文問題

②各単元の関係性

「3、単語・熟語問題」が全ての英語の土台になり、その上に文法問題⇒長文読解問題・英作文問題が積み重なります。発音・文強勢問題とリスニング問題は、単語・熟語問題の上に重なりながらも、文法問題や長文読解問題などとは独立した場所にあるとイメージして下さい。

このイメージは大切で、単語・熟語の対策が弱いまま文法や長文問題を解こうとしてもうまくいかず、文法がおろそかなまま長文・英作文問題を解こうとしてもうまくいきません。
各単元の積み重ねを意識して対策することが重要です。

4の文法問題をもう少し詳細に述べますと、「時制」と「複数形」の理解は何より重要です。
どの文章でも、現在形や過去形、未来形のいずれかの文章が出てきますし、名詞もほぼどの文章でも出てくるときに、複数形の書き方が分からなかった。不規則変化の過去形の形を忘れていた、だけで、その文章が丸ごと×になることが多いです。
そのため、文法では、「不定詞」や「分詞構文」などの特定単元の文法より、何よりも「時制」と「複数形」、さらには「代名詞」「形容詞」「前置詞」「疑問詞」は文章中によく出てくるので、特に優先度高く学習することをお勧めします。

英語は、覚える単語・熟語の数も膨大で、文法の数も多様なため、他科目に比べて点数を上げにくい科目です。例えば、中学2年生の生徒が定期テストで点数を取ろうとしても、テスト範囲の文法単元だけ理解しても点数はとれません。テスト問題の中に、中学1年生で習った単語と文法(特に時制)が出てくるため、これまでに習った単語や文法を復習していなければ、そこで失点してしまうのです。

さらに、単語・熟語・文法が理解できていても、長文読解の対策が不十分であれば高得点は狙えません。

だからこそ、英語を正しく対策するために、どの単元で躓いていて、どれくらい理解しているか、分析することが重要です。
こういった分析をするために、定期テストや模試を受けることになります。

▽受験英語のための学習の必要性

『楽しむ英語・会話のための英語』を中心とした小学生英語と違い、中学英語ではガラッと変わって『大学受験・高校受験のための読む・書くが中心の英語』になります。この大きな変化についていけず、中学生になると「英語が嫌い、英語が楽しくない」という生徒が続出します。
これは、大学受験が『読む・書く中心の英語』で、その通過点の高校受験も『読む・書く中心の英語』だからです。

具体的には、大学受験共通テストでは、国公立ごとにリーディングとリスニングの割合が違いますが、その得点割合は「リーディング:リスニング=3:1」や「4:1」が多く、各公立高校入試問題でも、「リーディング:リスニング=4:1」や「5:1」が多いのです。
さらには、大学受験では、私立大学のほとんどは、よほどの上位大学や外国学部でない限り、聞く・話すが全く受験に出ないのです。

▽英語のこれからと、使うための英語

上記のような『読み・書く中心の受験』への問題を深く考察すると、膨大な量になるためここでは割愛させて頂きます。
ですが、さらに加速する国際社会において、日本にいながらにしても英語を話す必要性が高まること、日本企業の海外展開の重要性が高まることは間違いないでしょう。
実際、大学受験では、英検やTOEICの点数が高ければ共通一次試験に反映させる処置があったり、各私立大学も同様の処置があり、この傾向はさらに強まるといえます。

反面、正直な話、「言語翻訳アプリ」の進展は目覚ましく、恐らく10年以内には多くの言語がアプリ変換で、さほど問題なく対話できる時代が来ると思います。
実社会ではアプリを通じて、聞く・話すの重要性が低下する可能性がありますが、受験にその波が10年以内に来る可能性は極めて低いと思います。(英語自体が一大産業となっているため、英語の聞く・話すの重要性が低下すると、多くの職業に影響を与えてしまうためです)

ただ、こちらは別の機会の記事で作成を予定していますが、就職・転職のリアルな現場では『英語だけできる人間は実は市場に圧倒的に多いものの、市場価値は低い。』ことが現状なのです。いわば、苦労に苦労を重ねて身につけた英検〇級やTOEIC□点が、就職活動・転職活動で武器にならないことが多いのです。
それでは、どういったものが本当の武器となるのか?
こちらは追ってご紹介いたします。(もしくはお問い合わせ頂ければ、ご説明させて頂きます)