【大手塾出身が本音で話す】目的から考える、塾選びのコツ5選

「個別指導塾、集団指導塾、映像授業塾。それぞれどう違うの?」
「塾内部の人間から見た、各塾の実態でぶっちゃけどうなの?」
「我が子の目的に合った塾って、どれなの?」

この記事では、長年大手塾に勤め、他塾分析の責任者も担当したプロが、それぞれの塾の性質と実態を本音で語ります
それぞれの塾の基本的な情報から、業界の人間でないと知り得ないような深い内容までをこの記事1本にまとめました。

経済産業省のデータでも、日本全国で5万件近くの塾があり、お子様に最適な塾を目的別に選ぶことはプロでないと難しいと思います。

これから塾を選ぼうとしている方はもちろん、今通っている塾で効果が見られないなどお悩みの方に役立つ内容となっていますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

16年以上にわたる教育業界での知見を元に、塾選びのコツをご紹介しますので、最後までお読みいただけますと幸いです。

【執筆・監修】
塾コンサルタント・プロ家庭教師 
妻鹿潤
・16年以上1500名以上の指導実績あり
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中

集団指導塾と個別指導塾選びとその目的

集団指導塾と個別指導塾選びとその目的
学習塾には、大きく分けて「集団指導塾」と「個別指導塾」の2つの形態があります。

この2つは単に指導形態が異なるだけでなく、全く違った理念を持っています。もちろん、個々の塾によって例外もありますが、多くの塾は以下のような理念に沿って経営されています。

・集団指導塾は「合格至上主義」
・個別指導塾は「売り上げ至上主義」

この基本理念の違いが塾選びにおいても大きなポイントになりますので、以下で詳しくご紹介します。

集団指導塾は合格至上主義

集団指導塾は合格至上主義
集団指導塾とは、予備校を含め、いわゆる「塾」と言えばすぐにイメージできるような、ホワイトボードや黒板を背に、たくさんの生徒に一斉に授業をする形式の塾のことを指します。

集団指導塾は合格至上主義、すなわち「より偏差値の高い学校に何人合格させるか」を経営理念としています。
そのため、偏差値の高いクラスに指導力の高い先生を配置し、教務ノウハウの大半を注ぎ込んで塾全体でフォローするなど、偏差値が中~低のクラスと高レベルのクラスとでは全く違う対応がなされます。

さらに言いますと、「合格実績が積み上げられそうな校舎」にも力を入れます
具体的には、特急や急行が止まるなどのターミナル駅、教育関心の高い地域(文教地区や、富裕層が多い地域であることが多い)に、塾全体として大きく力を注ぎます。

そのため、同じ系列の塾でも、「どの校舎か」「どのクラスか」で受けられるサービスの質は異なることがほとんどです。

もちろん、塾として最難関校をターゲットにしているのではなく難関校をターゲットにしている場合などがあります。
その場合は、塾のブランディング上、難関校に塾全体としてフォローをする場合もありますが、基本的には最も偏差値帯が高いクラスに最も力を入れます。

理由は、「高偏差値帯の合格実績が、最も塾生の呼び水になる」からです。
いくつかの塾の経営会議やマネージャー会議の実情を知ってますが、そこでは各校舎長から最難関校・難関校それぞれ何名合格させられそうかの予想人数からの合格実績予想の算出、ライバル塾に合格実績で勝てそうか、これからどこにどのように力を入れるかなどの議論が飛び交います。

他にも、成績の良い生徒は授業料を免除して、宣伝のために囲い込むこともよくあります。
大手塾では頻繁に模試を実施してます。模試は、受験のためのペースメーカーや合格予想を測るためのものもありますが、大手塾にとっては「高偏差値帯の生徒との出会いの場」でもあります。

塾に通わずとも勉強ができるお子様も、受験が近づけば力試しも兼ねて模試を受けます。
そして、模試の結果が良ければ、集団指導塾はすぐさま特待生として、「授業料免除・減額招待チケット」を送ります。

お子様も悪い気はしないですし、「まぁ、無料だし」と1-2科目だけ受講します。
結果、塾としては授業料などの売上がその特待生からはほぼない訳ですが、それでも「最難関校の合格者数」を塾は獲得できます。

まとめますと、偏差値の高いお子さまは集団塾のメリットを受けることが出来ますが、逆に偏差値の低いお子さまは対応が疎かにされてしまうことがあるため、集団指導塾を選ぶ際には慎重に検討するようにしましょう。
そして、校舎選びまで考えることが重要です。

個別指導塾は売り上げ至上主義

個別指導塾は売り上げ至上主義
個別指導塾では、高い偏差値帯の合格実績はさほど宣伝になりません。
高い合格実績を出しても集団指導塾には劣りますし、「元々賢い子が通ってたんじゃないの?」という疑問を持たれるためです。

そのため、多くの個別指導塾では合格実績よりも「売り上げや利益」に価値が置かれます。

具体的には、「生徒を何人増やしたか」「夏期講習・冬期講習で何講座受講させたか」「月間での退塾者数を何人以内に抑えられたか」「問い合わせからの面談設定率・体験授業設定率・入塾率は何%か」「受験を終えた生徒を、新学年になっても継続させられることができたか」に価値が置かれ、売り上げが高い社員ほど社内での評価が高まります。

上述のような基本性質があるため、詳しくは後述の「4.個別指導塾の選び方」で記載させて頂きますが、売り上げ至上主義だからこそ、集団指導塾とは考え方も見るべきポイントも大きく異なります。

もちろん、全ての個別指導塾が営業一辺倒とは言えませんが、入塾を検討する際、塾側の思惑を知っておくことに越したことはありません。

映像授業塾選びとその目的

映像授業塾選びとその目的
集団指導塾と個別指導塾の中間的な存在として、映像授業の塾があります。

映像授業塾のメインのターゲット層は、偏差値50-60のお子さまです。
偏差値50を下回ると、映像授業だけでは集中力が続かない・理解ができないといったケースが頻繁に生じるため、メインターゲットからは外れます。

一方、偏差値60以上のお子さまは、映像授業だけでは物足りなさを感じることが多く、集団指導塾や予備校のライブ感があり、質の高い対面授業を受けることを好むケースがほとんどです。

ちなみに、映像授業を行っている塾でも、集団指導塾のフォローとして映像授業を用いている塾は「合格至上主義」になりがちですし、映像授業単独の塾は「売り上げ至上主義」になりがちです。

集団指導塾の選び方

集団指導塾の選び方
この項では、実在する某有名塾などを題材に、集団指導塾の選び方についてご紹介します。
実名を挙げることは避けますが、「あの塾のことかな?」と想定しながら読んでいただければ、より実感を伴うものになるかと思います。

集団指導塾は、それぞれに得意とする分野があります

例えば中学受験において、某大手のA塾は算数のノウハウに特化していますし、別の大手であるB塾は国語に特化してます。
A塾もB塾も、建て前上は「全教科フォローします!」と宣伝しているので、どの塾がどの教科に特化しているのか、一般の方には判断が出来ません。(プロである塾経営者や家庭教師でも、区別が付いていない人もいます)

例えば、算数に強いA塾のカリキュラムは、算数にはスパイラル方式(同じ単元を3-4回学習できるようなカリキュラム)を組み、学習した単元を翌週、2-3週後、1月後、2-3ヶ月後と学習機会を増やすことで、長期記憶に組み込みやすいカリキュラムにしてますが、国語や理科・社会はスパイラル方式を取り入れてなかったりします。

国語に強いB塾は模試でも授業でも「記述問題」の数が多く、また採点も細かく見ます。
記述問題は採点者も大変であるため、塾としてはできれば避けたい問題です。でも、国語にこだわりがあるB塾はその手間を惜しまず、そういった類の努力が在籍生の国語の成績アップに繋がります。

また別のC塾では、大量に宿題を出して、その宿題を着実にやっていれば実力がつくことで有名な塾で、真面目でコツコツ勉強する生徒(女の子に多い)と相性が良いです。
逆に男の子に多いような、「ちゃんとやったかどうかよりも、どれだけ力をかけずに点数が取れたか」という効率重視タイプのお子さま向けの指導やカリキュラムを採用している塾もあります。

他にも、ある高校受験対策の塾では、志望校や点数アップよりも「どこまでその子自身の脳力(地頭、非認知能力(※))を鍛えるか」に比重を置いてますし、ある塾では「上位校に向けた徹底した教務分析」に力を入れてます。
※非認知能力……コミュニケーション能力や創造性、学びに向かう力など、テストによって測ることのできない能力のこと。

そのため、「誰にでも共通する絶対的で最高の塾」があるのではなく、お子さまの志望校や性格、得意・不得意科目によって、最高の塾は変わります
私は職業柄、塾や教材選びの相談をよく受けますが、お答えする前にお子さまについて何十分も質問を行うのはそのためです。

お子さまの現状分析や進路選びには専門的な知識が欠かせません。
塾選びでお悩みの方や、今の塾がイマイチ合っていないように感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

▼元学習塾アナリストのプロ家庭教師 妻鹿潤

個別指導塾の選び方

個別指導塾の選び方
個別指導塾については、それぞれの塾が持っているノウハウに正直、それほど差はありません
そのため、「どの塾に通うか」よりも「どんな教室長で、どんな先生が担当につくか」の方がはるかに重要です。
(つい先日もそれぞれ別の大手個別指導塾に転職して、マネージャー級の職についている先輩・友人たちとの同窓会がありましたが、結局、ノウハウにそれほど差はないと感じました。CMでよく見る、誰でも知っているような塾ばかりです。)

個別指導塾において授業をするのは大半が大学生講師ですが、個別指導塾の数が年々増えていることや、就活解禁により優秀な大学生は企業の長期インターンに参加することも増えたことなどにより、優秀な講師の採用が年々難しくなっています。

そのため、それぞれの個別指導塾は、関西なら関関同立以上、関東ならGMARCH以上の講師獲得に躍起になっています。

ただ、学生講師から見ると個別指導塾ごとの給与や待遇はほとんど差がないため、結果として、どの塾も同じようなレベルの学生を採用することになり、塾ごとの講師の素質にほとんど差は生じません

強いて言えば、東大・京大・旧帝大の近隣の個別指導塾であれば、それらの学生が講師である確率が高いため、授業の質も高まる可能性はあります。
ですが、学歴と指導力が確実に比例するわけではありませんので、「指導力の高い講師がいる可能性がある」というレベルに留まります。

個別指導塾で一番差が出るのは、「教室責任者(教室長)」です。
教室の責任者の質が高ければ、講師にも高いレベルを求めますし、講師のマネジメントやモチベーション管理も徹底されています。もちろん、講師による個人差もありますが、教室長の影響の方がかなり大きいと考えて良いでしょう。

分かりやすく、ここでは実在する実力・意欲がないA教室長と優秀で剛腕なB教室長のお話をします。

個別指導塾の実例、教室長でここまでサービスの質が違う

個別指導塾の実例、教室長でここまでサービスの質が違う
A教室長は、とりあえず上に指示されたことをするだけの教室長です。

生徒1人1人はもちろん、講師1人1人を細かく見れていないですし、生徒と講師の組み合わせもなんとなくの感覚です。

教室全体の講師のモチベーションも低いので、講師は授業準備もあまりせず、楽しく生徒と会話して終了、ということも多い状況です。実際、バイトと割り切っている講師がほとんどでした。

また、A教室長はベテラン教室長ではありますが、積極的に勉強しないため、受験知識も学校情報も、指導ノウハウも高くありません。加えてコミュニケーション能力も低いため、学生講師に舐められてしまい、結果、学生講師はうまく手を抜こうとします。
事実、A教室の講師は各生徒別のカリキュラムもこだわらず、授業に工夫もありません。加えて、講師の離職率も高い状況でした。

面談でA教室長に進路のアドバイスや我が子への勉強の相談をしても、一般的なこと(まずは基礎を固めて、それから応用問題をしましょうなど)などのアドバイスしかもらえず、我が子のことを全然把握してない・テストが返ってきたのに興味もなさそう、といった具合です。
他にも、「お願いしたことを忘れられている」「夏休みとか冬休みとか、長期休暇前だけ面談を提案され、通り一辺倒的に夏期講習・冬期講習で大量の講座を勧めてくる」などがあり、退塾率も高い教室でした。

反面、実力のある剛腕のB教室長は授業へのこだわりも強く、ノウハウや経験も豊富なので、講師も侮ったりしません。
B教室長は講師の授業準備が緩かったり、やるべきことができていないと遠慮なく、講師を叱ります。でも、どこか愛があるので、学生講師も「頑張ろう、しっかりやろう」と思います。

実際、何気ない講師への気遣い(授業準備している講師をさりげなく褒める・ご家庭から感謝されている様子を伝える、叱った後に個人メールでフォローを入れるとか、誕生日を教室皆で祝うとか)や優しさが感じられるので、怒られると怖いが、講師もこの人の下で頑張ろうと思うことがほとんどです。

また、講師よりもノウハウもあるため、「何かあったらB教室長に聞けば良い」という信頼関係もあります。
B教室長の高い基準値や、「何をやって良い、ダメ」がハッキリしているので、講師もその基準に無意識に合わせ、新人もそれを見て「これが普通」と良い意味で染まっていきます。結果、高い質の教育サービスが教室全体で保たれるのです。

こうなってくると、講師同士の連携も生まれます。
講師同士で「実はあの子、こんな状態でした」「あの先生、あそこで困っているので、ここでフォローしてあげよう」「こんなことしたらうまくいきました」「今回のあの学校の定期テスト、こんな傾向でした」こういった良い情報共有や、お互いをフォローする姿勢があるので、講師のモチベーションも高く、適切な情報共有やノウハウが共有されやすい状態です。

さらにB教室長は勉強熱心なので、勤務時間外でも参考書の研究や、学校の研究(実際に学校まで行って、通学時に坂があるとか、駅からは意外と遠いとかそういったレベルの情報まで持っている)を重ね、子供1人1人の授業の様子を確認したり、ご家庭との連絡にも力を入れるので、より子供にあった講師や指導がされ、ご家庭にも適切な情報が共有されているので安心感も大きいです。

私の実感値で見ても、A教室長の教室に1年通っても、子どもは成績が上がるどころか、むしろ下がったり苦手意識が出てもおかしくないです。
逆にB教室長の下で1年通えば、点数が15-20点以上伸びて、お子さまも「勉強を頑張ろう」と前向きになることが多いでしょう。

見た目には同じブランドの教室でも、中身はここまで違うのです。

それでは、そのような「良い教室長」に当たるために、何を見抜けば良いのでしょうか?
見抜くときのポイントは「売り上げ至上主義か顧客優先か」と「ノウハウのレベルの高さ」の2点です。

売り上げ至上主義については、必要以上の講座数を提案したり、不必要なオプション講座をつけようと強く勧めてきたりするかで分かります。もちろん、お子さまにとって「本当に必要な講座かどうか」は保護者さまでは判断が難しい場合があります。

そのため、提案の後に「なぜ、その講座が必要なのか。講座を受講すると我が子が具体的にどうなるのか」を聞いてみてください。

ここの具体性と妥当性が高ければ高いほど、顧客優先であることが多いです。
また、「我が子の性質・学力・得意苦手分野をどこまで正確に把握しているか」でも判断ができます

ノウハウのレベルの高さについては、受験に関する情報(偏差値だけでなく、受験システムや配点など細かな情報を踏まえた志望校の提案など)について具体的に話してもらうことで、持っているノウハウのレベルを測ることができます。

個別指導塾の業界で働いている人は、ファミレス・漫画喫茶などの店舗営業経験者、あるいは別業界での営業経験者がほとんどです。
特に指導経験の無い人でも、2週間ほどの研修の後に現場に出ることが多いため、突っ込んで話を聞けばすぐにノウハウのレベルが分かります。

社内の研修も、指導に関する内容よりも営業的なノウハウの方が多く、中には教室長であっても教育に関してほとんど知識が無い人もいます
(余談になりますが、競争が激しい・拘束時間が長いなど塾業界は比較的ハードであるにも関わらず、給与はそれほど高くありません。ブラックな業界の代名詞といえば飲食業と思われがちですが、塾業界もブラックな部分があり、離職率も相応に高くなっています)

さらに、その教室を見渡した時の、「他のお子さまの勉強に向かう姿勢・講師の服装・お子さまへの接し方、教室の整理整頓ができているか」といったことまで見れば、その教室責任者のレベルは大体分かります。

ただ、良い責任者ほど、エリアやブロックのマネージャーとなり現場から離れたり、現場にいても複数教室の責任者になったり、生徒数の多い教室に配属されたりします。

役職付きで忙しすぎると、良い責任者であってもお子さまに深く関わってもらえないことがあります。
そのため、ある程度仕事に余裕があり、一人一人をしっかり見てくれそうな責任者を選ぶことが重要です。

役職があるかどうかは、教室を訪れた際に他のスタッフに指示を出しているかどうかで判断できますし、名刺をもらっても良いでしょう。

あわせて、良い講師に当たるかどうかも重要です。
体験授業ではエース講師をあて、実際の授業は違う講師が担当するケースもあります。

体験授業の際のお子さまや保護者さまの様子から、塾側は「どの講師を当てるべきか(指導力の低い講師を当ててもクレームが来ないか)」を判断することは多いです。
体験授業で良い講師だと感じたときは、「実際の授業も同じ講師を当ててもらえるか」まで、必ず確認するようにしましょう。

プロ級の指導を受けるには

プロ級の指導を受けるには
これまでご紹介したとおり、塾で指導に当たっているのは学生講師や簡単な研修を受けただけの他業種経験者も多く、高いレベルの指導を受けられる学習塾は多くありません。

集団指導塾には「プロ講師」と呼ばれる高い指導力を持った講師がいますが、個別にお子さまを指導することは少ないでしょう。

また、学生講師は長くても4年程度の経験しか無く、個人による力量の差もかなり大きいです。

こういった状況が、私がプロ家庭教師を立ち上げた理由でもあります。
確かな指導力を持ち、お子さまの個性に応じた個別最適な授業を受けられる環境は重要です。
ご紹介した塾選びのポイントを活かしていただくのも良いですが、プロ家庭教師も選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。

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塾選びのポイントと目的、まとめ

塾選びのポイントと目的、まとめ
この記事では、大手塾での塾分析の責任者・現役の塾経営者だからこそわかる塾選びのポイントや業界の裏事情まで詳しくご紹介しました。

改めてポイントをまとめると、以下のとおりです。

<POINT>
・集団指導塾は合格至上主義、個別指導塾は売り上げ至上主義
・集団指導塾は偏差値の高いお子さまにメリットあり
・個別指導塾は営業第一なので、押し売りに注意
・映像授業塾のメインターゲットは偏差値50-60のお子さま
・塾によって指導に特化している科目やスタイルがある
・個別指導塾は「教室長」と「担当講師」が重要

人材面からも、塾業界は年々厳しい状況にあります。

料金だけを見て効果が低い指導にお金を払い続けるよりも、多少値が張っても効果の高い指導を受けた方が、最終的なコストパフォーマンスが良い場合もありますので、慎重に判断しましょう。
また、質の高い指導を求めるのであれば、プロ家庭教師も選択肢の一つになります。

塾選びや家庭教師選びでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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