44. 同年代の子どもに比べて幼いように思う

発達障害とは、定型発達に比べて発達の凸凹が大きく、得意と不得意の差が大きい状態を指します。したがって、発達に関する様々な能力のうち、例えば言語の能力が不得意だと、同年代の子どもたちに比べて語彙が少なく子どもっぽく感じたり、手先の運動の能力が不得意だと、字が汚かったり絵が稚拙に見えたりして幼く感じることがあるかもしれません。

一方で、小学生くらいまでは発達のスピードも個人差が大きく、周りに比べて幼い部分があるからといって必ずしも発達障害であるとは限りません。乳幼児健診で指摘を受けても、その後何の問題も無く成長していく子もいれば、検診では何も引っかからなかったのに、中学生や高校生、大人になってから発達障害であることが分かったという人もたくさんいます。

お子さまが発達障害なのかもしれないと悩んだときには、周りと比べず、現状でどんな困りごとがあるのかを冷静に分析しましょう。発達障害の定義は、発達に凸凹があり、かつ、それによって困りごとが生じている状態です。特に困りごとが無い場合は悩む必要もありませんので、そのまま伸び伸びと過ごさせてあげれば大丈夫です。

どうしても心配なことがある場合は、地域の発達支援センターに相談すると良いでしょう。発達支援センターとは、発達に関わる問題を包括的に所管している機関であり、児童精神科や療育施設などにつないでもらうことができます。(参考:発達障害者支援センター・一覧 | 国立障害者リハビリテーションセンター (rehab.go.jp)

インターネットには様々な情報があふれていますが、その真偽を確かめることは困難です。困ったときはネットだけを頼らず、必ず専門機関に相談するようにしましょう。もしいきなり専門機関に相談するのはハードルが高いと感じられる方は、まずはこのQA集をご覧いただき、ご自身のお悩みについて整理する際の参考としていただければと思います。また、私たちプロ家庭教師メガジュンのお問い合わせフォームやLINE相談は、専門機関に電話するよりもお気軽にご利用いただけるかと思いますので、ぜひお役立ていただけますと幸いです。

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