好きなゲームから分かる「その子に最適な教え方」|勉強をゲーム化して苦手を克服する方法

子どもがついつい熱中してしまうゲーム。
子どもたちは楽しそうにしていますが、親としては少し心配してしまいますよね……。

「ゲームばかりして勉強は大丈夫かしら?」
「ゲームもいいけど、たまには勉強も頑張ってほしいな……」

と悩んでしまうママも多いかもしれません。

ただ子どもが好きなゲームから、
子どもの“最適な教え方”が分かるかもしれないですよ…!

今回は、子どもが好きなゲームから
①子どものことを深く知ること ②深く知ったことでできる“最適な教え方”について
紹介したいとおもいます!

【執筆・監修】
受験プロ家庭教師 
妻鹿潤
・16年以上1500名以上の指導実績あり
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中
・不登校、発達障害に深い知見

あなたの子どもはゲームの“何”が好き?


子どもの“最適な教え方”を知るためには、子どもの性質や興味関心を知る必要があります。
性質や興味関心を知るなど、難しいのでは?と感じた方も多いと思います。

その中でおすすめの質問があります。
それは、ゲームに熱中する子どもに
「ゲームの“何”が好きなのか?」と質問してみてください。

すると子どもたちからは以下のような答えが返ってきます。

「レベルが上がって強くなりたい!」
「ゲームの世界を旅することが好き!」
「一番早くクリアをしてほめられたい!」

などとゲームをしていても、
子どもひとりひとり「どのように楽しんでいるか」は様々です。

このように、
「どんなことを意識してゲームをしているか?」
「どのようにゲームをしているのか?」
と聞いてみるだけで、ゲームのハマり方の傾向が分かります。

そうすると子どもの欲求や性質がかなり見えてきます…。

あなたの子どもは何タイプ?それぞれの“最適な教え方とは?”

子どもの欲求が見えてきたところで、あなたの子どものタイプを確認してみましょう!
今回は4タイプを用意しました!その特徴と“最適な教え方”について紹介をします。

①成長を楽しむことが好きなタイプ


このタイプは「プレイヤーの成長を楽しむこと」が好きな子どもにおすすめです。
いかに勉強を”ゲーム”と認識してもらうかが鍵となります。

例えば、
単元をクリアするごとにシールを使い、レベルアップを見える化をすること
自分の達成度が一目でわかるような表を作ること
ゲームのキャラクターになぞらえて単語ではなく”魔法”と表現すること
などがおすすめです。

勉強を“ゲーム”と思ってもらい、達成度を感じてもらうことが重要になります!

②競争と協力を楽しむタイプ

関係性の構築(信頼してもらう)
このタイプは「友達に勝ちたい」「協働して大きな目標を到達したい」が好きな子どもにおすすめです。

このタイプのお子様に対しては、
教えるではなく“仲間のような立場”になり一緒に問題を解いてみること
お子様の解ける問題を、あえて親が解くなどして競争心をあおること

などをしてみるとおすすめです。
子どもと共に勉強したり、競い合ったりすることで、楽しんでもらうことが大切になります。

③独創を楽しむタイプ

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このタイプは「街を作ったり、好きなキャラクターを自分好みに創造したりすること」が好きな子どもにおすすめです。
教える勉強ではなく“考えさせる”“創らせる”という教え方が効果的です。

数学を教えるときに
「この公式をつけると○○の意味になるよ!じゃあ別の方法ではどうすればよいと思う?」とゴールから考えさせること
英語を教えるときに
「happyの前にunを付けると不幸という意味になるけど、他はどのような意味になるかな?」と自由に考えさせること

などをしてみるとおすすめです。
一方的にこちらから教えるのではなく、“気づき”“発見”を促すような取り組みが重要になります。

④アクションを楽しむタイプ


このタイプには、アクションゲームや音ゲーなど動かせること、映像や音楽が好きな子どもにおすすめです。
例えば、理解してもらいたい学習内容のyoutubeの動画を一緒に見ることなどがおすすめです。

具体的には、理科の単元である天気や天体の動画を見たり、地理であれば実際に景色や動きを一緒に見たりするなどがおすすめです。
動きや風景を見てもらいながら、「必要な知識を解説して頭に入れること」をすると効果的です。

まとめ


今回は4つのタイプの特徴と“効果的な教え方“について紹介しました。
子どもがゲームに熱中している際には、「ゲームの“何”が好きなの?」と質問してみてはいかがでしょうか…?
そこから子どもの性質が分かり、効果的な教え方が分かるかもしれませんよ…!

またそれぞれのお子様に適した“効果的な教え方”をぜひ試してみてください!

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