ADHDのおすすめ英会話・受験英語学習法

2021.12.21 【 2022.6.29更新 】
  • #発達障害
  • #ADHD
  • #受験・勉強法
  • #帰国子女・海外子女
    ・ADHDと英語、相性は良いの?
    ・ADHDに特化した英会話・受験英語の学習方法を詳しく!
    ・英会話と受験英語、同時に効率よく勉強できるの?

    こういった疑問にお答えします。

    この記事を書いている私は、発達障害専門の個別指導をプロとして長年やっている者です。
    教育歴16年以上で1500人以上の指導経験があり、今も発達障害のお子さまの英語指導に現役で携わっています。

    受験英語では、第一志望校合格率は90%以上を誇りますが、この高い合格率には「そうなるべくして、高い合格率になった」理由があります。
    この記事では、そういった理由やノウハウをご紹介します。

    先に申し上げますと、ADHDだから英会話・受験英語に不利ではなく、この記事に書いたようなポイントをおさえられるかどうかが重要です。

    この記事が少しでもADHDの英会話・受験英語の学習に貢献できれば、嬉しい次第です。

    【執筆・監修】
    発達障害専門の受験プロ家庭教師 
    妻鹿潤
    ・16年以上1500名以上の指導実績あり
    ・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
    ・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中

    ADHDの性質と英語学習の相性

    ADHDの性質と英語学習の相性
    ADHDの方は、「注意が散漫で落ち着きがない」といった特徴があります。
    ですので、教室でじっと座って先生の話を聞く、といった勉強方法は苦手です。

    一方、おしゃべりや身体を動かすことは好きなので、「身体を使って」「コミュニケーションを取りながら」取り組むことで、楽しく効率的に英語を学ぶことができます。

    ADHDの方は注意散漫になりがちで、どうしても目先のことを優先してしまいます。将来役に立つとわかっていても、目の前の楽しいことに気を取られてしまう傾向があるため、英語学習そのものを「楽しい」と感じることが重要です。

    好きなアニメや映画を英語版で見たり、英語表示でゲームを遊んでみることから始めてみましょう。
    最終的な目的は受験や資格取得かもしれませんが、「このアニメを英語版でも見られるようになる!」といった目標を立てると、モチベーションの維持につながります。

    おしゃべりそのものが好きな方であれば、ネイティブの友人を作ってしまうのも良いでしょう。もっと楽しくおしゃべりしたい、言いたいことを上手く伝えたいという気持ちは、英語の上達においてとても大切です。

    また、ADHDの中には、耳から入る情報を処理することが得意な「聴覚優位」の人がいます。この特性がある方は、発音の聞き取りも得意ですので、リスニングや英会話において有利です。
    また、「読む」「書く」といった勉強でも、リスニング教材を活用したり、例文を声に出して読んだりすることで、学習を効率的に進めることができます。

    座学中心の勉強方法は苦手ですが、気が散ってしまうものを周りに置かないなど、少しでも集中できる環境を整えましょう。他にも、ADHDの方にオススメの勉強方法がありますので、以下で詳しくご紹介します。

    ADHDにオススメの英語学習法

    ADHDにオススメの英語学習法
    英語学習には、大きく分けて2つのカテゴリがあります。

    ・実用的な英会話
    ・受験英語

    それぞれについて、ADHDの方にオススメの勉強法をお伝えします。

    実用的な英会話

    実用的な英会話

    ディクテーション

    聴覚優位(耳から得た音の情報が処理しやすいタイプ)の方は、もともと英会話は得意ですが、聴覚優位の方にも、そうでない方にもオススメの勉強法が「ディクテーション」です。

    <ディクテーションとは>
    音声で流れてくる単語・熟語・短文などを、「耳で聞く→書く」ことを繰り返す勉強法。最近では、ゲームやスマホのアプリでも可能。

    ゲームやスマホアプリを使ったディクテーションでは、スコアを計算したり、間違えた問題を記録してくれます。スマホのアプリであれば、通勤や通学の際に手軽に取り組めるのも魅力です。

    中には、TOEIC対策に特化したアプリやゲームもありますので、資格取得をピンポイントで狙うのであれば、検討してみても良いでしょう。また、問題集の付録として、スマホアプリがダウンロードできる場合もあります。

    ゲーム感覚で取り組めるほか、学習履歴が記録でき、スコアの伸びが実感しやすい点もポイントです。独学でも達成感が得やすく、「どれくらい頑張れば、どれくらい伸びるか」も簡単に把握することが出来ます。

    アニメ、映画、ゲームを活用

    洋画や好きなアニメの英語版に出てくる言い回しを、そのまま覚えてしまうという方法もあります。映画やアニメの会話は、英語圏で実際に使われているものばかりですし、よく使われる言い回しであれば、それだけ日常会話でも使われていると言えます。

    好きな登場人物の台詞を言えるようになるというだけで、モチベーションも上がります。

    人気漫画「のだめカンタービレ」の主人公・野田恵(のだめ)も発達障害の傾向がありますが、彼女は好きなアニメ「プリごろ太」のフランス語版の全ての台詞を覚え、フランス語をマスターしました。
    のだめのように全ての台詞を覚える必要はありませんが、好きなものをきっかけとした言語学習は非常に効果的です。

    ゲームの中には、音声や字幕を英語にできるものがあります。

    よく使われる単語はゲームを遊ぶだけで自然と覚えてしまいますし、分からない単語があっても調べたり、わからないなりに意味を推測しながら遊ぶことで、リスニング力や語彙力を上げることができます。

    海外に行く、友人を作る

    海外旅行では、できるだけガイドや翻訳アプリに頼らず、自分の力でコミュニケーションを取ることを心掛けましょう。
    英語圏ではなくても、英語が通じる国は数多くあります。簡単なコミュニケーションに慣れることで、さらにたくさんの国の人たちとコミュニケーションが取れるようになります。

    また、ネイティブの友人を作るのもオススメです。趣味などを通じてオンラインでつながるのも良いでしょう。

    英会話の目的はコミュニケーションです。ADHDの中には、好奇心旺盛でおしゃべり好きな方も多いので、積極的なコミュニケーションが英会話習得のためのモチベーションにつながります。

    受験英語

    受験英語

    単語、熟語、文法

    受験英語のメインといっても良いのが、「単語・熟語・文法」です。黙々と机に向かって暗記するイメージですが、ADHDの方にはオススメできません。

    映画、小説、アメコミ、ゲームなど何でも構わないので、興味のあるものに関連する単語や熟語から覚えていきましょう。
    そこに出てくる言葉や関連するものであれば、集中しやすく頭にも残りやすいはずです。もちろん、アメコミを見ているだけで単語が完璧になるわけではありませんが、単語や熟語を覚える事への抵抗感を無くすことが重要です。

    目で見た情報を処理することが得意な視覚優位の方であれば、映像やイメージと結びつけながら覚えることが有効です。
    熟語や単語を視覚的に理解するための動画がYouTubeにありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

    同様に、文法もイメージで理解することができます。

    ▼イメージで覚える英単語

    ▼イメージで覚える英熟語

    ▼イメージで理解する英文法

    ADHDの方ではあまり多くありませんが、文字から情報を取り入れるのが得意な言語感覚優位の方もいます。
    言語感覚優位の方はもともと言語学習が得意ですが、暗記の際には、言葉の成り立ちに注目しながら覚えるとさらに覚えやすくなります。

    英語の場合は「接頭語+語幹+接尾語」で単語が成り立っているので、

    ・re …「反対に」という意味の接頭語
    ・act …「動く」という意味の語幹
    ・tion …名詞であることを表す接尾語

    と分解して考えることで、「reaction」が「反応」という意味の名詞だと簡単に覚えることができます。

    ▼語幹で覚える英単語

    耳で聞いたことを処理するのが得意な聴覚優位であれば、英会話と同様、ディクテーションがオススメです。
    自分が興味を持ちやすい内容の教材を選び、楽しみながら取り組めるようにしましょう。

    長文読解、英作文

    長文読解や英作文は、単語・熟語・文法といった基礎の上に成り立ちます

    単語・熟語・文法が不十分なままで取り組むと、全く歯が立たず苦手意識につながりますので、焦らず取り組むようにしましょう。集中力が切れやすいADHDの方にとっては、楽しんで取り組むことが何より重要です。

    単語や熟語がある程度できるようになったら、取りあえず長文を読んでみます。教科書やテキストをはじめから読むのではなく、「面白そうだな」「気になるな」と思った話からで構いません。
    ハリー・ポッターなど、翻訳小説の原版を読むのも良いでしょう。

    分からない単語があれば調べて良いですし、文法がよく分からなければ翻訳アプリを使っても大丈夫です。疲れたら途中で止めても構いません。長文を読むことは楽しいことなのだ、と認識することが大切です。

    英作文も同様に、楽しく取り組むことから始めましょう。好きなドラマやアニメの台詞を英語で言ってみるのも良いですね。
    例えば、「鬼滅の刃」の台詞「全集中!水の呼吸!」は英語で何というのでしょうか?これを考えることも立派な英作文の一歩です。苦手意識を持ってしまいがちな英作文ですが、身近なものから始めるのがオススメです。
    (ちなみに、「全集中!水の呼吸!」は英語版では「Total concentration, water breathing!」です。そのままですね。)

    リスニング

    リスニングの対策は、「2-1.実用的な英会話」でご紹介した内容とほぼ同じになります。ディクテーションのゲームやアプリを活用して、ゲーム感覚で取り組んでしまいましょう。

    とはいえ、受験におけるリスニングの配点は、国公立大学を除くとそこまで高くありません
    優先順位は低くなりますので注意しましょう。リスニングの配点については、「2-3-1.受験英語におけるリスニング」で詳しくご紹介します。

    英会話と受験英語は両立できる?

    英会話と受験英語は両立できる?
    「英会話を楽しく学びながら、同時に受験英語の対策もできたら良いのに…」と思ってしまいますが、残念ながら受験英語は圧倒的に「読み書き」が中心であり、受験対策として英会話を学ぶのは非効率的です。

    ただし、帰国子女など、ネイティブ並みに英語が話せる場合は別です。ネイティブ並みに話せるのであれば、読み書きのスキルも一定あるため、受験英語でも有利です。英語だけで受験できる学校や、英検やTOEICの資格試験によって英語が免除される学校、英語の得点比重が高い学校がありますので、帰国子女などで英会話が非常に得意な場合は、そういった学校を選んで受験しましょう。

    ネイティブ並みの英会話力がある場合以外は、「単語→文法→長文」といったオーソドックスな受験勉強に時間をかけましょう。それぞれの勉強方法については、「2-2.受験英語」でご紹介したとおりです。

    受験英語には、リスニングもあります。
    リスニングに限っては、ある程度英会話が役に立ちますが、英会話は「リスニング」と「スピーキング」の両面があり、「スピーキング」に関しては受験英語とほぼ関係ありません

    ちなみに、英検では3級以上でスピーキングのテストがあり、TOEICでは一般的なReading & Writing Testsのほかに、Speaking Testsなどが設けられています。

    ▼英検(実用英語技能検定)

    ▼TOEIC

    受験英語におけるリスニング

    ■中学受験
    中学受験では、これまで英語を受験科目とする学校はほとんどありませんでした。ですが、この7年間で、英語を受験科目に導入する学校が約10倍に増加しました。
    というのも、2020年から新しい学習指導要領が小学校で実施され、小学校での英語教育が本格的に始まったのです。

    ▼新しい学習指導要領「生きる力」(文部科学省)

    これを受けて、受験科目に英語を導入する中学校が増加しており、今後も増加傾向は続くと予想されます。とはいえ、中学受験で英語を導入している学校は、全体的にはそれほど多くなく、難関中学校ではほとんど導入されていません。

    また、導入している学校でも「読み書き」が中心で、リスニングを導入してる学校はごく僅かです。ですので、小学生のお子さまが英会話を習う際は、あまり受験を意識せず、英語に親しむことを目的にするのが良いでしょう。

    ■高校受験
    高校受験におけるリスニングの配点は、100点のうち15~35点ほどです。
    難易度もそれほど高くなく、配点も少ないため、リスニングに特化した受験対策はそれほど必要ありません。受験英語の対策をする総時間のうち、1/20程度も勉強すればリスニング対策は十分と言えます。

    ■大学受験
    私立大学では、リスニング問題はほとんど出題されません。外国語大学以外では、リスニングは出題されないものと考えて良いでしょう。

    共通テストでは、リスニングが出題されます。国公立大学を受験する場合は、共通テストの受験が必須になるため、リスニング対策も必要です。
    配点は大学によって様々ですが、リスニングの配点比重が高い大学も多いので、国公立大学を受験する場合、ある程度しっかりとリスニング対策を行う必要があります。

    ▼国公立大のリスニング配点一覧

    ADHDの英語学習環境に慣れる5つのポイント

    ADHDの英語学習5つのポイント
    ADHDの方が勉強をする際、重要なポイントは5つあります。

    ①「楽しい」「好き」を大切にする
    ②集中力をコントロールする
    ③環境に慣れる
    ④不安や疑問を解消する
    ⑤ながら勉強をしない

    ①「楽しい」「好き」を大切にする

    ADHDの方は、「つまらない」「苦痛」だと感じてしまうと、それ以上興味を持って取り組むことが難しくなります。ですので、「楽しい」と感じながら取り組むことが何より重要です。

    英語に限らず、勉強する際は、自分の好きなことや興味があることを入り口にするのが良いでしょう。イヤイヤ取り組んでいても、集中できず、効率の悪い勉強を続けてしまうことになります。特にお子さまの場合は、苦手意識が先行して、「英語を見るのもイヤ」という状態になりかねません。

    また、ADHDの方は、思考があちこちに飛びがちです。目の前の勉強に集中できず他のことを考えてしまうときは、思考を軌道修正しなければいけません。
    お子さまで雑談に夢中になってしまうなどの場合は、周りの大人がそれとなく本題に戻してあげましょう。「おしゃべりはダメ!」などとキツくいってしまうと、勉強そのものが嫌いになってしまうので、ある程度は会話をしつつ、自然に勉強へと話を戻すことが大切です。

    とはいえ、我が子となるとついつい「喋ってばかりいないで、勉強に集中しなさい!」と言いたくなりますよね。

    夢中になって話している人をそれとなく軌道修正させるには、相応のスキルが必要です。そのため、英会話であれば、それぞれの特性や性格に応じた指導が受けられるマンツーマンがおすすめです。受験英語であれば、個別指導塾や家庭教師をおすすめします。

    特に、発達障害を専門にしているプロ家庭教師であれば、お子さまの特性をふまえた指導やコーチングが可能です。
    ADHDの特性によって勉強に支障が出ている場合は、発達障害専門のプロ家庭教師を検討してみるのも良いでしょう。

    トップページ
    トップページ
    不登校・発達障害×受験・点数アップのプロ家庭教師と個人契約しませんか?年間10名様限定の指導で、高品質をお約束します。 15年で1500名以上の教育業界での経験…

    ②集中力をコントロールする

    集中力が切れてしまうことは誰でもありますが、ADHDの方は特にその傾向が顕著です。音や動きといった外部の刺激が少しでもあると、そちらに注目してしまい、目の前の勉強に集中することが出来ません。

    ですので、ADHDの人が勉強をする際は、できるだけ落ち着いた環境を用意しましょう。机の周りにはゴチャゴチャと物を置かずシンプルにして、漫画やテレビといったついつい手を伸ばしてしまうものも遠ざけます。スマホの通知で気が散るようであれば、目に入らない場所に置くか、電源を切る、マナーモードにするなどで対応しましょう。

    また、集中力が切れやすいタイミングは、以下の2つです。

    ・問題が難しく、考えても解けそうにない。
    ・長時間勉強して、脳が疲れている。

    この2つのタイミングを乗り越えることで、ADHDの方であっても、集中して勉強に取り組むことができます。

    「問題が難しく、考えても解けそうにないとき」の対処法

    分からない問題とにらめっこしていても、頭が疲れるだけで効率的とは言えません。5分程度考えても解き方が分からない問題は、答えを見てしまいましょう。あるいは、分からなかった問題に印をつけておいて、後で先生や家庭教師に解き方を教えてもらいましょう。

    実は、受験において、「5分以上考えても解き方が全く分からない」といった問題はほぼ出題されません。出題されたとしても、そういった問題は超難問であり、合否には関係ないことがほとんどです。
    なので、「分からない問題は答えを見る(後で先生に聞く)」ことを習慣づけておくと、受験本番でも「これは難問なので、後回しでOK」といった判断ができるようになります。

    集中力を切らさないための習慣が、そのまま受験本番でもテクニックとしても活用できるのです。

    長時間勉強して、脳が疲れている。

    ADHDの方でなくても、一定時間以上、集中力を保つことは出来ません。
    1時間集中できるのか、30分集中できるのかは人それぞれですが、自分がどれくらいの時間で集中が途切れるのかを意識しましょう。

    「そろそろ集中が切れてきたな」と思ったら、勉強をやめて5~15分程度休憩します。ストレッチや散歩など、身体を動かすことは気分転換にもなりオススメです。また、仮眠をとったり、音楽を聴いたりすると集中力が回復する人もいます。
    自分に合った方法を見つけましょう。ただし、スマホやゲーム、テレビは目や頭を疲れさせるのでNGです。

    休憩に夢中になりすぎて勉強に戻れなくなってはいけないので、必ずタイマーをセットし、タイマーが鳴ったらすぐに勉強に戻るようにしましょう。上手く切替えられないときは、自分の得意な科目や簡単な問題から再開してOKです。とにかく机に向かって、頭を勉強モードに戻しましょう。

    ③環境に慣れる

    「中1ギャップ」という言葉をご存知でしょうか?

    小学校から中学校に上がった子どもが、定期テストや部活の上下関係になじめず、心身の不調や不登校などになってしまうことを指します。

    環境が変われば、誰でも多少はストレスを感じます。環境が変わり頭の中に次々に新しい情報が入ってくると、ADHDの方は頭の整理が追いつかず、大きなストレスを感じることになります。
    新しい環境でパニックになってしまわないように、以下の方法をオススメします。

    積極的に環境を把握する

    例えば、中学校や高校に進学した場合であれば、校舎を探検してみましょう。友達を誘ってぐるぐると校内を探索するうちに、雰囲気に慣れることができます。
    自分の教室だけでなく、校庭や体育館、特別教室など、いろいろな場所をあらかじめ見ておくことで、いざ授業になったときにソワソワせずにすみます。

    大人になって就職・転職した際も同様に、時間のあるときに、職場を見て回りましょう。どんな人がどんな雰囲気で仕事をしているのか、何となく把握しておくだけでも効果はあります。

    事前に慣れておく

    入試や試験の会場は、これまでに勉強してきた環境や状況と全く異なります。ただでさえ緊張している中、さらに環境の変化でパニックになってしまっては、せっかくの勉強の成果が台無しになってしまいます。

    当日は早めに会場に向かい、少しでも会場の雰囲気に慣れておきましょう。また、会場が大学などであれば、オープンキャンパスや学園祭に行って見学してみるのも良いでしょう。

    不安になることを想定しておく

    いくら対策をしても、不安を感じたり落ち着かなく感じるのは、最終的には仕方のないことです。
    「自分は新しい環境で不安を感じるのだ」と構えておくだけで、どうしようもないパニック状態だけは避けることができます。ADHDの方でもそのうち環境には慣れますので、あまり神経質になりすぎず、自然体で過ごすことも大切です。

    ④不安や疑問を解消する

    ADHDの方は、音や光といった外部の刺激が気になってしまうだけでなく、自分の心の中のモヤモヤやざわついた気持ちにも影響を受けます。できる限り心のモヤモヤ・ざわざわを消した状態で勉強に取り組みましょう。

    具体的には、モヤモヤしていることを紙に書くか、信頼できる人に聞いてもらいます。とにかくモヤモヤを吐き出してしまうことが大切です。

    紙に書く場合であれば、モヤモヤを分類したり整理したりして、特に何にモヤモヤしているのかを把握しましょう。解決できないことでも、「何が気になっているのか」を自分で把握するだけで、かなり心がスッキリするはずです。

    人に話す場合であれば、話しているうちに自分の思いが整理されてきます。紙に書く場合と同様、心の中のモヤモヤとした気持ちをアウトプットすると、自然と気持ちが整理され、不安が解消されますので、ぜひ試してみてください。

    ⑤ながら勉強をしない

    ADHDの方のながら勉強は、ケアレスミスが増えるだけでなく、「いつの間にか、ながらで見ていたはずのテレビに集中してしまった」といったことになりがちなので、絶対に避けるようにしましょう。

    “ながら”のつもりは無くても、視界の端で見えている漫画の背表紙が気になる、といったこともあるでしょう。
    このような場合は、本棚をカバーで覆ったりして、視覚的に遮断するのも効果的です。

    ▼ADHDのケアレスミス対策7選

    まとめ

    まとめ
    ADHDの方のための英語学習法について、ポイントをまとめると以下のとおりです。

    ・ADHDの特性を上手く利用して、楽しみながら英語を学ぶ
    ・ディクテーションはゲーム感覚で取り組めるので、かなりオススメ
    ・映画、アニメ、ゲームの英語版を教材にしよう
    ・海外旅行は英語習得のチャンス
    ・受験英語のリスニング=国公立大受験以外は優先度低め
    ・集中が切れやすい特性を自覚し、上手くコントロールしよう

    英語の習得を目指すADHDの方にとって、この記事がお役に立てば幸いです。

    他におすすめの記事