【通信制高校】受験なしで入学できる?学力の不安や大学進学について解説

通信制高校の中には、筆記試験なしで入学できる学校もあります。

例えば、中央高等学院では筆記試験が不要で、入学希望者は面接を通じて合否が判定されます。また、学校によっては面接のほかに作文が課されることもあります。

通信制高校の入試では学ぶ意欲が重要視されることが多く、過去に学校に通えなかったお子さまでも気軽に入学できるのが特徴です。

また、多くの通信制高校では、学習サポートや個別指導が充実しており、特に学力に不安のある生徒を支援する体制が整っています。

「筆記試験なしで進学できたとしても、その後の学力や進路が心配…」という方に対しても、一人ひとりに合った学習方法を提案してもらえるため、無理なく勉強に取り組むことができるでしょう。

この記事では、通信制高校の入学方法やその後の学習フォローについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

不登校・発達障害専門のプロ家庭教師
妻鹿潤
・16年以上1500名以上の指導実績あり
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中

▼目次

通信制高校の入学方法

通信制高校の入学方法

私立の通信制高校の場合は、一般的に面接や作文を重視し、学力試験を課さないことが多いです。

一方で、公立の通信制高校では学力試験が行われることが一般的です。

例えば、東京都立の通信制高校(新宿山吹高校や砂川高校など)では、入学試験として国語、英語、数学などの基本的な教科に関する学力試験が課されます。

公立の学校ではこのように試験が実施されるため、受験の際には一定の準備が必要です​。

ただし、これらの学力試験は全日制高校の入試とは異なり、主に「受け入れ可能な生徒かどうか」を確認するためのものです。

学力試験の合格基準は比較的低めに設定されていることが多く、特別な対策をしなくても入学できるケースも多いです。

この記事では、全国的に生徒数の多い私立の通信制高校の入学方法を中心に解説していきます。特に明記されていない場合、「通信制高校」は私立の通信制高校を指しますのでご了承ください。

さて、多くの通信制高校では筆記試験が不要であるため、学力に自信がないお子さまでも入学しやすい制度となっています。

例えば、中央高等学院では、入学希望者は面接を受けることで合格できます。

この面接では、学力よりも入学する意欲や将来の目標について話すことが重視されるため、入試の際には自分の気持ちをしっかりと伝えることが大切です​。

また、第一学院高等学校飛鳥未来高等学校も、筆記試験なしで入学できる制度を設けています。

これらの学校では、入学時に必要な書類を提出し、面接を通じて合否が決定されます。

特に、第一学院高等学校では、生徒の個性を重視した入試を行っており、学習意欲を持つ生徒が入学しやすくなっています​。

ただし、全ての通信制高校が筆記試験なしで入学できるわけではありません。

例えば、トライ式高等学院では、入学に際して作文を提出する必要があります。

入学試験として作文が課される場合、「なぜこの学校を選んだのか」といったテーマが多いため、学校の特徴をある程度事前に調べておくと良いでしょう。

また、通信制高校ではオンライン手続きの導入が進んでおり、インターネットを通じて簡単に資料請求や入学手続きができる場合が多いです。

これにより、どこに住んでいるかに関わらず、全国のさまざまな通信制高校にアクセスしやすくなっています。各校の特色や入試制度を理解した上で、ぜひご自身に合った学校を選んでいただければと思います。

以下では、主な通信制高校の入学方法について紹介していきます。

通信制高校の入学方法①中央高等学院

中央高等学院は、全国どこからでも入学できる通信制高校です。

入試は書類選考と面接が中心で、筆記の学力テストは課されません。

過去の学歴や成績よりも学ぶ意欲を重視しており、特に不登校経験のある方など、さまざまな背景を持つお子さまでも通いやすい環境が整っています。

また、大学進学を希望する生徒は特別プログラムが受けられるほか、資格取得のための支援も充実しています。

個別の進路相談も行われており、生徒一人ひとりのニーズに応じたサポートが受けられます​。

通信制高校の入学方法②第一学院高等学校

第一学院高等学校は全国に68カ所のキャンパスを持ち、柔軟な学習スタイルと個別指導が特徴の通信制高校です。

第一学院高等学校の入試制度は書類選考と面接が中心で、筆記試験は行われません。生徒の学ぶ意欲を重視し、個々の背景や希望を考慮して選考を行います。

このため、学力に自信がない生徒でも受験しやすい環境が整っています。

また、全国68カ所にキャンパスがあることから、スクーリングもしやすくサポート体制も充実しています​。

通信制高校の入学方法③飛鳥未来高等学校

飛鳥未来高等学校は、多様なコースを持ち、専門的な学習と進学指導に力を入れている通信制高校です。

飛鳥未来高等学校も、入試制度が非常に柔軟です。

書類選考と面接が中心であり、筆記の学力テストは行われません。入試においては、自己PRや志望動機をしっかりと伝えることが大切です。

入学後の学習サポートも充実しており、特に進学希望者に対しては個別の進路指導を行っています。また、専門的な分野の学習ができるコースも用意されており、進学率が高いのが特徴です。

通信制高校の入学方法④N高等学校

N高等学校は、通信制とオンライン教育を融合させた新しい形の高校です。入試制度はコースによって異なります。

○ネットコース
ネットコースは書類選考のみとなります。

○通学コース
通学コースでは書類選考・面接試験・筆記試験が課されます。ただし、面接と筆記試験は基礎的な学力をチェックする程度で、合否には大きな影響を与えません。

○通学プログラミングコース
通学プログラミングコースでは書類選考・面接・筆記試験・課題提出が求められますが、こちらも筆記試験の得点はあまり重視されません​

通信制高校の入学方法⑤トライ式高等学院

トライ式高等学院は、家庭教師の「トライ」が運営する通信制高校です。

入試制度は書類選考と面接が中心で、筆記試験は行われません。これにより、学力に自信がないお子さまでも受験しやすい制度となっています。

また、他校の受験結果が出た後でもトライ式高等学院に入学できる制度(併願入試)があり、滑り止めとして利用できます。

個別指導や進学対策が充実していて、生徒一人ひとりの学習スタイルに合わせた指導を受けることができます。特に、進学を希望する場合はマンツーマンでの受験対策指導を受けることができます。

通信制高校の入学方法⑥クラーク記念国際高等学校

クラーク記念国際高等学校は、多様な教育プログラムと国際教育が特徴の通信制高校です。

入試には書類選考・面接・作文が含まれますが、筆記試験はありません。

クラーク記念国際高等学校は、進学希望の生徒を対象とした受験対策講座が充実しており、個別の進路相談も実施しています​。

通信制高校の入学方法⑦あおぞら高等学院

あおぞら高等学院は、全国どこからでも入学できる広域通信制高校です。

入試は書類選考と面接が中心で、筆記の学力テストは行われません。学力よりも学ぶ意欲を重視しているため、さまざまな背景を持つお子さまでも通いやすい環境が整っています​。

また、大学進学のための特別プログラムや資格取得の支援も行っており、卒業後の進路を見据えたサポート体制が整っています​

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通信制高校に受験なしで進学することのメリットとデメリット

通信制高校は、多様な学び方の一環として近年注目されています。

特に、実質的には受験なしで入学できることから、「中学校でしんどい状況にあったけれど高校に進学したい」という方にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

一方で、受験なしで通信制高校に進学することには、いくつかのデメリットも存在します。

以下では、通信制高校に受験なしで進学することのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

通信制高校に受験なしで進学する4つのメリット

通信制高校に受験なしで進学する4つのメリット

通信制高校に受験なしで進学するメリットととしては、

  • ①入学のハードルが低い
  • ②自分のペースで学べる
  • ③サポート体制が充実している
  • ④進路の選択肢が豊富である

の4点が挙げられます。

通信制高校に受験なしで進学する4つのメリット①入学のハードルが低い

これまで述べてきたとおり、多くの通信制高校は筆記試験なしで入学することができます。

これにより、学力に自信がないお子さまや、中学校で不登校経験があり、内申点が足りないというお子さまでも進学することができる点は大きなメリットと言えます。

高校受験の負担を最小限に留めながら新しい環境に入ることができるため、学び直しの機会としても非常に重要な選択肢となります。

通信制高校に受験なしで進学する4つのメリット②自分のペースで学べる

通信制高校では自宅学習が基本となります。そのため、自分のペースで学べることがメリットの一つと言えます。

また、通信制高校によっては一人ひとりに合わせたカリキュラムを組むことができ、自分の得意・不得意や興味関心に合わせてじっくり学べることも大きなメリットです。

これらのことから、無理せず自分のペースで柔軟に学びたいという人にとって、通信制高校はおすすめの選択肢となっています。

通信制高校に受験なしで進学する4つのメリット③サポート体制の充実

多くの通信制高校では、学習サポートや進路指導が充実しています。

これは、多様な背景を持つ生徒が入学することが想定されているためであり、専門の指導員による個別指導が受けられたり、進路相談の専任スタッフが配置されていたりする学校もあります。

メンタル面のケアが充実している学校も多く、精神面で不安なことがある方も安心して通うことができる点も、大きなメリットであると言えます。

通信制高校に受験なしで進学する4つのメリット④進路の選択肢が豊富である

通信制高校を卒業した後の進路の選択肢は多岐にわたります。

大学や専門学校に進学するだけでなく、資格取得や就職などの多様な進路があり、自分の興味や適性に合わせて選択することができます。

特に、通信制高校の場合は、大学進学から就職や資格取得まで、多様な選択肢をフォローできる体制が整えられていることが多いです。

また、進路に悩んでいる場合は専門の教員に相談できるなど、多様な背景や悩みを持つ生徒一人ひとりに対応できる体制が整えられています。

高校卒業後の進路に悩んでいる方も丁寧なサポートを受けられるため、安心して通うことができるという点は大きなメリットです。

通信制高校に受験なしで進学する4つのデメリット

通信制高校に受験なしで進学する4つのデメリット

通信制高校に受験なしで進学することには複数のメリットがある一方、いくつかのデメリットも存在します。

以下で順に解説していきます。

通信制高校に受験なしで進学する4つのデメリット①学力の保障が無い

通信制高校に受験なしで入学することは、入学時の学力の保証が無いことを意味します。

そのため、高校に進学できたからといって、基礎学力が不十分なまま何も対策をしないと、その後の進学や就職でかなり苦労することになります。

ですので、もし学力に不安がある場合は、必ず高校在学中に対策を行い、将来の選択肢の幅を狭めないようにしましょう。

受験なしで入学できる通信制高校では、多くの場合、中学校以前の内容を学び直せるようなサポート体制が整えられています。

基礎的な学力に不安を感じる場合は、こうした学び直しの機会を積極的に活用し、ぜひ学力の向上に取り組んでいただきたいと思います。

通信制高校に受験なしで進学する4つのデメリット②社会的な偏見

通信制高校に対しては、未だに社会的な偏見が存在することがあります。

特に、受験なしで入学した場合、周囲から「本当に勉強しているのか」という疑念を持たれることも少なくありません。

進学先や就職先の大学・企業によっては、通信制高校出身であることが不利になる場合も残念ながらあります。

そのため、将来どんな進路に進みたいのか、また、その進路先がどのような価値基準を持っているのかについてはあらかじめよく調べておくことが大切です。

通信制高校に受験なしで進学する4つのデメリット③自己管理が求められる

通信制高校では自分のペースで学ぶことができる一方で、自己管理能力が求められます。

通信制高校では、スクーリングへの参加やレポート課題の提出が自己責任となるため、自分で学習の進捗を管理し、モチベーションを維持する必要があります。

特に、学力に不安があり、そもそも何が苦手でどのように対策すれば良いのか分からないという方の場合、勉強の自己管理が難しくなることがあります。

ですので、学力に不安がある場合は早めに通信制高校の先生に相談し、個別のサポートを受けるようにするか、プロ家庭教師などの学習支援サービスを利用することをおすすめします。

通信制高校に受験なしで進学する4つのデメリット④学校生活の制限と孤立感

通信制高校では学校に通う時間が少ないため、友人との交流や学校行事に参加する機会が限られることがあります。

そのため、クラスメイトや先生との関係が築きにくく、孤立感を抱えることがあります。

また、学校生活をとおして社会性を身に付けることが難しくなるため、進学先や就職先で他者との関係性を構築するのに苦労するケースもあります。

人間関係の構築やコミュニケーションスキルに不安がある方にとって、一人で学習に向き合える通信制高校はメリットも大きいです。

一方で、一人で学習に向き合うということは「社会性を身に付ける」という点ではデメリットになり得るため、十分留意する必要があります。

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【通信制高校】学力への不安を解消するために|受験なしで進学する場合

通信制高校では、多くの生徒が学力の不安を抱えています。

特に、受験なしで入学した場合や、過去に全日制高校での学習が困難だった場合、そのほかさまざまな理由で学校に通えなかったお子さまにとって、学力を向上させることは重要な課題です。

この章では、このような不安を抱えた保護者さまや生徒さまに向けて、通信制高校がどのようにしてその不安を解消し、効果的に学べる環境を整えているのかについて具体的に解説していきます。

通信制高校の学習環境①学力の評価方法|スクーリング・レポート・単位認定試験

通信制高校の学習環境①学力の評価方法|スクーリング・レポート・単位認定試験

通信制高校においては、定期的なテストが必ずしも行われるわけではなく、学力の評価は主にスクーリングとレポートによって行われます。

また、スクーリングやレポートに加えて「単位認定試験」と呼ばれるテストも実施されます。これらは教科ごとに設定されたスクーリング出席とレポート提出を終えた後に受けるもので、全日制高校の定期試験とは少し異なる性質を持っています​。

具体的には以下のような評価方法が採用されており、これに沿って学習を進めることで学力を身に付けることができます。

○レポート提出
教科ごとに設定されたレポートを作成し提出します。これが学習の基本となり、単位を修得するための重要な要素となります。

○スクーリング
対面授業や合宿形式などの集中的な授業に参加することが求められます。これも単位取得に必要な要素となります。

○単位認定試験
通信制高校では、単位認定試験に合格することで単位を取得できます。この試験は、前述のレポートやスクーリングを受けていることが前提となります​。

通信制高校の学習環境②サポート体制の充実

通信制高校の学習環境②サポート体制の充実

通信制高校では、個別の学習サポートや指導体制が充実しています。生徒一人ひとりのニーズに応じたカリキュラムが提供され、学力への不安を軽減することができます。

これにより、受験なしで入学した後も、学び直しを含めてしっかりと学力向上を目指すことができます。

個別指導

多くの通信制高校では個別指導が行われており、一人ひとりの学習の進捗に合わせたカリキュラムを設定できます。

例えば、第一学院高等学校では、生徒がそれぞれのペースで学べるように、専門の指導員が付いて個別にサポートを行っています。

生徒は苦手な科目や疑問点について相談し、個々に応じた指導を受けることができます。

また、飛鳥未来高等学校では、個別学習支援のほかに進路相談や進学指導も行っており、将来に向けて必要な知識やスキルを身につけられるよう配慮されています。

総じて、通信制高校では個々に応じた丁寧な指導が受けられることが多いため、学力に対する不安を軽減し、自信を持って学んでいくことができます。

学習相談

多くの通信制高校では、学習相談を受け付けています。

これにより、生徒は自分の学習スタイルや進捗状況について相談し、アドバイスを受けることができます。

例えば、N高等学校では専任のカウンセラーや教師が生徒の相談に応じており、学習面だけでなくメンタルのサポートも行っています。

学習相談を通じて不安を解消し、効果的な学習方法を見つけることができるため、安心して勉強に取り組むことができます​。

通信制高校の学習環境③オンライン学習の活用

通信制高校の学習環境②オンライン学習の活用

近年、通信制高校ではオンライン学習が普及しており、学習のスタイルを自由に選択できるようになっています。

アルバイトなどで忙しい生活を送っている方や、さまざまな事情で通学するのが難しい方でも、自宅にいながら質の高い教育が受けられる環境が整えられています。

オンライン教材の利用

通信制高校では、オンライン教材や動画授業によって自学自習を進めることができます。

これにより、自分の好きな時間に学習を進めることができ、特定の科目を重点的に学ぶなどの工夫も可能です。

例えば、クラーク記念国際高等学校では、オンラインで提供される多様な教材を活用して、自分のペースで学ぶことができます。

オンラインを活用することで、一人ひとりに合わせてより柔軟に学ぶことができるため、得意科目を伸ばしたり、苦手科目を克服したりすることにも役立ちます

動画授業の活用

動画授業は、自宅で学ぶ際の強力なツールです。

対面授業の場合は、分からない点があってもどんどん先に進んでしまいます。

一方、動画授業であれば分からないところを繰り返し視聴することができるため、難しいと感じる内容を重点的に学び、より理解を深めることができます。

また、動画授業に加えて一人ひとりの進捗に合わせた個別指導も受けられるため、動画授業×個別指導の組み合わせによって、より丁寧に学習を進めることができます。

通信制高校の学習環境④コミュニケーションの重要性

通信制高校の学習環境④コミュニケーションの重要性

通信制高校においても、先生や他の生徒とのコミュニケーションは非常に重要です。

通信制高校は通学の機会が少ないため、不安や孤独感を抱えることがあるかもしれません。

通学の機会が少ない分、より積極的にコミュニケーションを取るようにし、学習における疑問点や孤独感・不安感の解消に努めることが大切です。

進路指導とメンタルサポート

多くの通信制高校では、進路指導やメンタルサポートが充実しています。例えば、精神面の不調を抱えた場合には専門のスタッフによるカウンセリングを受けられることがあります。

トライ式高等学院では、進路に関する相談やメンタル面でのサポートを通じて、生徒の成長を促す取組を行っています。

このように、受験なしで通信制高校に入学した場合でも、学力の不安を解消するためのサポート体制はさまざまな形でしっかりと整えられています。

受験なしで入学したとしても、これから学力を身につけていく方法はたくさんありますので、さまざまなサポートを活用し、自分に合った学習方法を見つけていただきたいと思います。

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通信制高校から大学進学する際のポイント3選

通信制高校に受験なしで進学し、さらに大学進学を目指すことも十分可能です。

多くの通信制高校では、進学を希望する生徒に対して、大学受験に向けたサポートや指導を行っています。

この章では、通信制高校から大学進学を目指す際のポイントについて解説していきます。

通信制高校から大学進学する際のポイント3選①推薦入試と一般入試

通信制高校から大学進学する際のポイント3選①推薦入試と一般入試

大学進学を目指す際には、まず「推薦入試」と「一般入試」の二つの入試形態について理解しておきましょう。

多くの通信制高校では、推薦入試に向けたサポートを行っています。

推薦入試は、学校の評価を基に志望する大学への推薦を受けられる制度であり、特に積極的に学校行事や学業に取り組んでいる生徒にとって有利な制度となっています。

例えば、クラーク記念国際高等学校では、大学への推薦入試に特化したプログラムがあり、進学希望の生徒には個別指導を行っています​。

一般入試は、大学入学共通テストや各大学の個別試験を受験し、合格を目指す方法です。

通信制高校の中には、一般入試に向けた模擬試験や対策講座を設けている学校もあります。

例えば、N高等学校では受験対策講座が設けられており、ネットとリアルを活用しながら受験対策を進めることができます。

また、N高等学校を運営する学校法人角川ドワンゴ学園は、2025年4月の開学を目指して「ZEN大学(仮称)」の設置認可を申請しています。

ZEN大学は、N高の卒業生にとって学びを継続しやすい環境を提供することを目指しており、入試制度においてもN高生がより進学しやすいものとなることが予想されます。

具体的な入学要件や進学プロセスについては現在詳細が公表されていませんが、N高への入学を検討している場合はぜひ注目しておくと良いでしょう。

通信制高校から大学進学する際のポイント3選②進路相談が大切

大学進学を希望する生徒にとって、進路相談は非常に重要です。

多くの通信制高校では、専任のスタッフが進路相談を行っており、個別に相談できる環境が整っています。

例えば、飛鳥未来高等学校では進路相談の体制が充実しており、大学選びや受験対策について具体的な指導を受けることができます​。

このような進路相談を通じて、具体的な進路の計画や受験対策を進めることができるので、できるだけ早めに相談・検討を始めることが大切です。

通信制高校から大学進学する際のポイント3選③オープンキャンパスや進学説明会を活用する

通信制高校から大学進学する際のポイント3選③オープンキャンパスや進学説明会を活用する

大学進学を希望する場合、早めに情報収集を始めることも非常に大切です。

進学先の大学や学部の情報、入試制度や奨学金制度など、必要な情報をあらかじめ把握しておくことで、進路選択をスムーズに進めることができます。

また、多くの大学はオープンキャンパスを開催しています。

オープンキャンパスで実際に大学を訪れることによって、学内の雰囲気を肌で感じることができ、受験勉強へのモチベーションを高めることができます。

通信制高校の生徒であってももちろん参加できますので、積極的に足を運ぶと良いでしょう。

また、通信制高校の中には、定期的に進学説明会を開催し、大学の担当者や卒業生の話を直接聞ける機会を設けている学校もあります。

こちらも関係者から直接話が聞けるため、大学進学について具体的なイメージを持つことができます。

ですので、通信制高校で進学説明会が実施される場合は、ぜひ積極的に参加していただければと思います。

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通信制高校に受験なしで進学する方法のまとめ

通信制高校に受験なしで進学する方法のまとめ

この記事では、通信制高校に受験なしで進学する方法や、入学後の学習サポートなどについて詳しく解説してきました。

改めてポイントをまとめると、以下のとおりです。

<POINT>

  • 多くの通信制高校では筆記試験なしでの入学が可能で、面接や作文が重視される。
  • 通信制高校の入試では学ぶ意欲が重視されるため、不登校経験のあるお子さまでも気軽に入学でき、学び直しの機会を得ることができる。
  • 通信制高校は学習サポートや個別指導が充実しており、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムが提供されるため、学力向上が期待できる。
  • 通信制高校では、大学進学希望者を対象とした個別指導や対策講座などのサポート体制が整っており、進路に関するアドバイスを受けることもできる。

通信制高校の場合、学力試験や筆記試験なしで入学できることが多いものの、その後の学力の向上については不安に思われる方も多いかと思います。

ですが、これまで述べてきたとおり、通信制高校では様々なサポート体制が充実しているため、学び直しを含めてしっかりと学力を定着させることができます。

一方で、通信制高校では自学自習が中心となるため、自分で勉強の計画を立て、学習の進捗を管理する必要があります。

自分で計画的に学習を進めるのが苦手だと感じる方は、個別指導塾やプロ家庭教師などを併せて利用するのがおすすめです。

プロ家庭教師メガジュンでは、通信制高校に通われているお子さまに向けて、個別指導や学習計画の作成、メンタルのフォローなどを行っています。

通信制高校の在学中にしっかりと学力を身に付けたいと思っている方は、ぜひプロ家庭教師メガジュンにご相談ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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