通信制高校の勉強の仕方を徹底解説！効果的な学習方法とレポート提出のコツ
通信制高校での勉強は、主に3つの要素から成り立っています。
１．家庭での自主学習によるレポート提出
２．定期的に学校で受けるスクーリング
３．単位取得に必要な単位認定試験
通信制高校では、自分でスケジュールを管理したり、学習計画を立てたりする必要があるため、自己管理能力やモチベーションの維持が非常に重要です。
この記事では、通信制高校における勉強の仕方について詳しく解説し、効果的に学習を進めるためのポイントをわかりやすくご紹介します。
経験豊富なプロ家庭教師ならではの視点で解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
妻鹿潤
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中
▼目次
通信制高校での勉強の仕方とは？｜レポート・スクーリング・単位認定試験の3要素
通信制高校での勉強の仕方は、全日制高校と異なり、自宅学習が中心となります。
そのため、自分のペースで柔軟に学習を進めることができる一方で、卒業に必要な単位を取得するためには、計画的かつ継続的に勉強に取り組む必要があります。
通信制高校の学習スタイルは主に「レポート提出」「スクーリング」「単位認定試験」の3つの要素で構成され、それぞれを関連づけながら取り組むことで効果的に学習を進めることができます。
この章では、それぞれの要素について詳しく解説するとともに、より効率的に学習を進めるためのポイントをご紹介します。
通信制高校の勉強の仕方①レポート提出（添削指導）
通信制高校では、「レポート提出」が学習の基本となります。
レポートは教科ごとに課題として設定されており、教科書やその他の教材を元に解答を作成します。
これを学校に提出すると、先生から添削され、フィードバックが返ってきます。
レポートの内容は、自宅での学習成果を直接的に反映するものであり、単位取得の重要な要件となっています。
- 理解度の確認：レポートを作成する過程で、自分がどこまで理解しているのかを明確にできます。
- 弱点の克服：先生からの添削によって誤解している部分や弱点を指摘してもらえるため、学習内容をより深く理解できます。
- 学習の進捗管理：提出期限が決まっているため、スケジュールを立てて計画的に学ぶ習慣を身につけることができます。
★レポート対策の詳細はこちら＞＞２．【通信制高校の勉強】レポートの進め方とポイント
通信制高校の勉強の仕方②スクーリング
スクーリングとは、通信制高校の生徒が定期的に学校に登校し、先生から直接指導を受ける授業のことです。
自宅学習が中心となる通信制高校において、スクーリングは先生や同級生と交流できる貴重な場であり、学習内容の補強だけでなく、モチベーションの維持にもつながります。
- 直接指導で学びを深める：対面授業を通じて、教科書やレポートで理解しづらかった部分を補完できます。
- 実技科目の習得：体育や音楽、美術といった実技科目は、スクーリングで実施されることが多いです。
- 人間関係の構築：先生や同級生との交流を通じて、相談相手や友人を作ることができ、孤独感を軽減することができます。
★スクーリングの活用方法はこちら＞＞３．【通信制高校の勉強】スクーリングを最大限に活用する方法
通信制高校の勉強の仕方③単位認定試験
単位認定試験は、学習内容の理解度を確認するための試験です。
この試験に合格することで単位が認定され、卒業要件を満たしていくことができます。
試験では主にレポートやスクーリングで学んだ内容が出題されるため、これらの活動にしっかりと取り組むことが大切です。
- 学習内容の理解度を確認する：レポートやスクーリングで学んだ内容が正確に理解できているかを確認します。
- 単位取得の条件を満たす：試験に合格することで、卒業に必要となる単位が認定されます。
- 自己管理能力の評価：試験に向けた学習計画や対策の進め方を通じて、自律的な学習態度や時間管理能力を身に付けることができます。
★単位認定試験の対策はこちら＞＞４．【通信制高校の勉強】単位認定試験の対策方法
【通信制高校の勉強】レポートの進め方とポイント
レポート提出は、通信制高校における学習の中心となる重要な要素です。
レポートを通じて学んだ内容を提出することで、先生からフィードバックを受け、自分の理解度を確認することができます。
レポートによる学習を効率的に進めるためには、計画性と柔軟性が欠かせません。この章では、レポート学習を効果的に進めるための具体的なポイントについて詳しく解説します。
レポートの進め方とポイント①学習計画を立てる
レポート提出の最大の課題は、決められた期限を守ることです。
通信制高校では自分のペースで学習できる一方で、勉強の進捗を自分で管理する必要があります。
多くの生徒が抱える問題として、「期限が迫ってから慌てて取り組む」ということが挙げられます。このような状況を避けるためには、きちんと学習計画を立てることが大切です。
学習の計画を立てる際のポイントは、以下のとおりです。
最初に、学校から配布される年間スケジュールやレポートの提出期限一覧を確認します。これを基に、大まかな年間計画を作成しましょう。
２．月単位の目標を設定する
年間計画をさらに細分化し、各月で取り組むべき科目やレポートの数を決めます。例えば、「今月は英語2回分、数学3回分を終わらせる」といった目標を立てると良いでしょう。
３．週ごとの計画を具体化する
月間目標をさらに細分化し、週単位で達成する課題を決めます。例えば、「今週は英語のレポート1回分に集中し、週末までに完成させる」といった具体的な計画を立てることで、進捗管理が容易になります。
４．1日の学習量を調整する
レポートに取り組む際には、1日あたりの学習量が過剰にならないようにしましょう。学習量が過剰になると、モチベーションが保てず息切れしてしまう可能性があります。
例えば、1日に複数科目のレポートを進めるのではなく1科目に集中するなどして、適切に学習量を調整しましょう。
計画を立てる際には、締め切りが近いものや、難易度が高い科目から優先的に取り組むようにしましょう。優先順位を明確にすることで、気持ち的にも余裕を持って進めることができます。
また、朝や夜など、自分が集中しやすい時間帯を活用し、毎日同じ時間に勉強する習慣を身につけると、学習の効率をより高めることができます。
レポートの進め方とポイント②教材を活用する
通信制高校では、教科書や補助教材、学校独自の資料など、様々な学習ツールが提供されます。これらを上手く活用することが、レポートを効率的に進める鍵となります。
- 教科書
教科書は、レポート作成の基本となる資料です。特に、各章の要点を丁寧に読み解き、課題に関連する部分を重点的に学習しましょう。 - 補助教材
問題集やワークブックがある場合、それらを先に解いて理解を深めると、レポート作成がスムーズに進みます。また、過去に提供されたレポートのサンプルや模範解答があれば、それを参考にすることも有効です。 - オンライン教材
最近では、動画授業やデジタル問題集を提供している通信制高校も増えています。これらのツールを活用して、苦手な科目や内容を効率的に克服しましょう。
また、レポートの課題によっては、教科書や配布資料だけでは十分な情報が得られない場合もあります。このような場合には、以下の方法で情報を補足すると良いでしょう。
- 参考書を活用する
市販の参考書を購入し、教科書に書かれていない解説や例題を学ぶことで、理解を深めることができます。 - インターネットを活用する
インターネットで関連情報を検索し、信頼性の高いサイトや動画を参考にするのも効果的です。ただし、情報の正確性には注意が必要です。
レポートの進め方とポイント③疑問点を解消する
通信制高校では、自宅で一人で勉強する状態が続くことが多いです。
そのため、疑問点を解消しないまま放っておくと分からないことばかりになってしまい、次第に勉強に対するモチベーションが下がってしまう可能性があります。
これを防ぐためには、疑問点を早めに解決する仕組みを作ることが大切です。
疑問点を早めに解決するためのポイントは、以下のとおりです。
スクーリングは、先生に直接質問できる貴重な機会です。事前に質問事項をリストアップしておき、授業の合間や終了後に質問すると効率良く疑問を解決することができます。
２．オンラインサポートを利用する
通信制高校では、オンラインで質問を受け付けるサポート体制が整っている場合が多いです。メールやチャット、専用アプリを利用して質問することができますので、分からないことがあればその都度気軽に相談しましょう。
３．塾講師やプロ家庭教師に質問する
塾やプロ家庭教師を利用し、学習フォローを受けるのもおすすめです。個別指導の塾やプロ家庭教師であれば、一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に解説してもらうことができます。
疑問点について先生に質問する際には、具体的に何が分からないのかを整理しておくことが大切です。
また、得られた解答やアドバイスはノートに記録しておき、今後の学習に役立てるようにしましょう。
レポート学習を有意義に進めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
まずは、締め切りを守ることが大切です。
レポート提出は単位認定に直結しているため、提出期限を守ることは必須です。
計画的に学習を進め、締め切りの1週間前までにはレポートを完成させることを目指しましょう。
また、学習に適した環境を整えることも重要です。
自宅学習で集中力を高めるためには、静かな学習スペースを確保することが不可欠です。
スマホやテレビなど気が散ってしまうものは避け、集中できる場所で勉強に取り組むことを徹底しましょう。
そして何よりも、前向きな気持ちで取り組むことが、学びを深める上では非常に大切です。
レポート学習は新しい知識を手に入れて学びを深める機会であると捉え、失敗を恐れずに取り組むことが成長につながります。
間違いや課題があっても、それを学びの一環として前向きに受け入れ、次に活かすことで着実に学力を向上させていくことができます。
通信制高校におけるレポート学習では、計画性と柔軟性の両方が求められます。
学習計画を立て、教材を効果的に活用し、疑問点を解消することで、効率的に学習を進めることができます。
ご紹介した方法を活用し、自分に合ったペースでレポート学習を進めていただければと思います。
【通信制高校の勉強】スクーリングを最大限に活用する方法
スクーリングは、通信制高校で提供される重要な学習機会の一つです。
自宅学習を主とする通信制高校において、スクーリングは先生や同級生と直接関わる場であり、学習内容を深めるだけでなく、社会性を育む機会にもなります。
この章では、スクーリングを効果的に活用するための具体的な方法を解説します。
スクーリングの活用方法①授業に積極的に参加する
スクーリングでは、教科書やその他の副教材を使った授業に加えて、全日制高校では得られないような体験型の授業や個別指導が行われる場合があります。
そのため、事前に十分な準備をして授業に臨むことで、学びの深さを格段に向上させることができます。
スクーリングに参加する際のポイントは、以下のとおりです。
授業の内容は、事前に配布されたシラバスやスケジュールで確認できる場合が多いです。ですので、授業内容を事前に確認し、授業では理解が曖昧な点を明確することを目的にすると、効率的に学習を進めることができます。
例えば、「この公式の応用が分からない」「具体例をもっと知りたい」といった疑問を事前に書き出しておくと良いでしょう。
２．ノートを活用する
授業中に重要だと思った内容や、後で復習したい部分はノートにメモしておきましょう。通信制高校では、次に対面授業を受けるまで間隔が空くことがあるため、メモを見返して復習する習慣をつけることが大切です。
３．質問を積極的に行う
授業中に分からないことがあれば、積極的に質問しましょう。特に、少人数のクラスであれば先生と直接コミュニケーションも取りやすいです。この機会を逃さず、分からないことをその場で解決することで、理解度が大きく向上します。
４．授業中のアクティビティに参加する
グループディスカッションや実技科目のアクティビティなど、参加型の授業には積極的に取り組むことが大切です。他の生徒と意見を交換することで、視野が広がり、新たな発見を得られることが多くあります。
スクーリングの活用方法②コミュニケーションを大切にする
先生とのコミュニケーションは、スクーリングを最大限に活用するための重要な鍵となります。
通信制高校では、普段はオンラインや郵送でのやり取りが中心になるため、対面で話せるスクーリングは、より深いコミュニケーションが取れる絶好のチャンスです。
授業内容だけでなく、進路や学習方法についても相談し、機会を最大限に活用しましょう。
例えば、「大学進学に必要な科目は何か」「効率的なレポート作成のコツ」など、具体的な質問を用意しておくと有意義な時間を過ごせます。
また、通信制高校の場合は、普段は一人で学習に取り組むことになります。
そのため、スクーリング中に同級生と交流を深めることは、精神的な支えになるだけでなく、新たな学習意欲を生むきっかけにもなります。
例えば、同級生がどのように学習を進めているのかを聞くことで、自分の学習方法を見直すヒントを得られることがあります。
「この教材が役に立った」「こういうスケジュールで進めている」といった情報は、先生や保護者さまに言われるよりも実践的で納得感のあるアドバイスになり得ます。
また、授業中や休憩時間に気軽に話しかけてみることで、共通の趣味や悩みを共有できる友人が見つかることもあります。
特に、進路や学習に関する悩みを共有できる仲間は、通信制高校での生活をより楽しく充実したものにしてくれますので、ぜひ積極的に交流していただければと思います。
スクーリングの活用方法③出席の重要性を理解する
スクーリングへの出席は、単位取得のための条件の一つです。
定められた出席日数を満たさないと、レポートが完璧であっても単位が認定されない場合があります。
そのため、出席の重要性をしっかりと理解し、計画的に参加することが大切です。
出席率を上げるためのポイントは以下のとおりです。
スクーリングを欠席しないためには、健康管理が欠かせません。特に冬場の風邪やインフルエンザの流行期には、手洗いやうがい、十分な睡眠を心がけましょう。
また、体調が悪い場合は無理をせず、学校に相談して別の日に振り替えることが可能か確認することも大切です。
２．スケジュールを見直す
スクーリングの日が他の予定と重ならないよう、あらかじめ学校の年間スケジュールを確認しておきましょう。家庭やアルバイトの予定は早めに調整し、できるだけ出席することが大切です。
３．欠席した場合の対応を考える
やむを得ず欠席してしまった場合は、学校に連絡して内容を補習する方法を確認しましょう。欠席の影響を最小限に抑えられるように対応することが大切です。
スクーリングは単なる学習の場ではなく、通信制高校の生徒が多様な人々と関わり、新たな刺激を得る場でもあります。
スクーリングを「やらなければならない」と考えるのではなく、「学びを深める機会」「新しい友達を作るチャンス」として前向きに捉えると、楽しみながら取り組むことができます。
また、普段は触れることのない実技科目や特別授業は、好奇心を持って参加することで新しい発見につながります。
スクーリングに参加するたびに新しい知識や経験が増えることは、自分自身の成長を実感することにもつながります。
これがモチベーションの維持にもつながりますので、スクーリングに参加した際には「今日、何を学べたか」という視点で自分を振り返っていただければと思います。
【通信制高校の勉強】単位認定試験の対策方法
通信制高校では、単位認定試験に合格することが卒業のための必須条件となります。
単位認定試験は、提出済みのレポートやスクーリングで学んだ内容を元に出題されるため、レポートやスクーリングにしっかりと取り組むことが対策につながります。
この章では、単位認定試験に向けた効果的な対策方法について、詳しく解説します。
単位認定試験の対策方法①レポートの復習
単位認定試験の多くは、レポートで取り組んだ内容が出題範囲になります。そのため、提出済みのレポートを復習することが、そのまま試験対策になります。
また、先生に添削してもらったレポートには、自分の弱点や理解が浅い部分が明確に示されているため、非常に価値のある教材になります。
ですので、まずは提出したすべてのレポートを手元に用意し、内容を確認しましょう。
その際、特に以下の点に注目すると良いでしょう。
- 間違えた箇所の再確認
先生からの指摘や添削内容を再確認し、どこでミスをしたのかを分析します。同じミスを繰り返さないように重点的に確認し、理解を深めることが大切です。 - 重要なポイントをピックアップ
試験範囲に関連しそうなポイントをレポートから抜き出し、別のノートにまとめると復習がしやすくなります。
また、学校によっては、レポートの模範解答や解説が提供されることがあります。これらを自分の解答と比較することで、どの部分が苦手で重点的に対策すべきかが明確になります。
さらに、レポートの内容に関連する教科書や教材を見直すことで、背景知識や応用例を再確認できます。
特に、図表やイラストが含まれる箇所は、視覚的に記憶を定着させる点でも役立つので必ずチェックしましょう。
暗記すべき内容があるときは、用語の定義や公式、重要なデータなどを併せて確認しましょう。単語カードを作成したり、メモアプリを活用したりすることで、効率的に暗記することができます。
単位認定試験の対策方法②模擬試験で実践力を磨く
模擬試験は、本番の単位認定試験と似た形式で問題が出題される練習の機会です。これに取り組むことで、試験の流れや問題傾向に慣れることができます。
また、模擬試験では自分の現在の理解度を確認し、弱点を洗い出すことができます。
模擬試験の具体的な活用方法は、以下のとおりです。
- 学校が提供する練習問題を活用する
多くの通信制高校では練習問題や過去問が配付されますので、これらを本番と同じ条件で解いてみましょう。時間を計りながら解くことで、時間配分の感覚をつかむことができます。 - 自己採点で課題を見つける
模擬試験を解いた後は必ず自己採点を行い、結果を分析しましょう。不正解の箇所についてはどのようにアプローチすれば正解にたどり着けたのかを考え、次に同じ問題が出たときに解けるように対策しましょう。 - 繰り返し練習する
模擬試験や練習問題は、一度解いたら終わりではなく、繰り返し解くことで知識を定着させることが大切です。同じ問題を何度も解くことで、しっかりと解法を身につけることができます。 - 苦手分野を重点的に復習する
模擬試験で特に間違いが多かった分野は、重点的に復習しましょう。例えば、数学で計算ミスが多い場合は計算問題を中心に復習し、計算の精度を上げるようにしましょう。
単位認定試験の対策方法③スケジュールの徹底管理
単位認定試験の対策は、試験日までの限られた時間の中で効率的に行う必要があります。
そのため、学習スケジュールを計画的に立て、余裕を持って準備を進めることが大切です。しっかりと準備を進めることが自信につながり、当日も落ち着いて試験に挑むことができます。
具体的なスケジュールの立て方は、以下のとおりです。
試験日を起点にして準備に必要な時間を逆算し、1週間ごと、1日ごとの計画を立てます。例えば、「試験日の3週間前までに全レポートの復習を終える」「試験日の1週間前から模擬試験に集中する」といった具体的な計画を立てましょう。
２．1日ごとの目標を設定する
1日の学習時間を決め、それに応じた目標を設定します。例えば、「今日は英語のレポートの復習を終わらせる」「数学の公式の使い方をマスターする」など、具体的なタスクに分解することで達成感を得やすくなります。
３．余裕を持たせる
突発的な予定や体調不良などで計画通りに進まない場合もあるため、スケジュールにはある程度の余裕を持たせましょう。重要なタスクは試験日よりも1週間以上前に終わらせるように設定すると安心です。
４．進捗を見直す
計画が順調に進んでいるか、定期的に進捗を見直しましょう。必要に応じてスケジュールを修正し、柔軟に対応することが大切です。
試験当日は集中力が求められるため、前日は十分な睡眠をとり、万全の体調で臨みましょう。
また、試験の直前に見返したいノートや単語帳、必要な文房具なども前日に準備しておきましょう。
当日の朝にバタバタと準備をしてしまうと、気持ちが焦って普段通りの実力を発揮できないかもしれないため、前日に落ち着いて準備することが大切です。
単位認定試験に合格するためには、レポートの復習、模擬試験の活用、そしてスケジュール管理が欠かせません。
それぞれの対策を計画的に行うことで、自信を高め、落ち着いた気持ちで試験を迎えることができます。
ご紹介した方法をぜひ活用し、対策を万全に整えて単位取得を目指していただきたいと思います。
【通信制高校の勉強】自己管理とモチベーション維持のコツ
通信制高校では、自宅学習を主軸とした学びが求められます。
この学習スタイルは自由度が高い反面、自分で学習を進める「自己管理能力」が求められます。
また、継続的に学習を続けるためには、モチベーションを維持することが欠かせません。
この章では、通信制高校での学びを充実させるための自己管理とモチベーション維持の具体的な方法について、詳しく解説します。
自己管理とモチベーション維持のコツ①学習環境を整える
通信制高校では、学習のほとんどが自宅で行われます。
そのため、自宅での学習環境が整っていないと集中力が削がれ、学習効率が低下してしまいます。
特に、スマホやテレビ、雑音などの外的な刺激を排除し、学習に集中できるスペースを確保することが重要です。
集中できる学習環境を作る際のポイントは、以下のとおりです。
- 静かな場所を選ぶ
学習スペースは、できるだけ静かで落ち着いた場所を選びましょう。例えば、自分の部屋やリビングの一角を学習専用のエリアとして設定すると、集中しやすくなります。 - 学習専用の机と椅子を用意する
ベッドやソファではリラックスしすぎて集中力が下がるため、机と椅子を用意しましょう。姿勢を正すことで頭もスッキリします。 - 必要な物だけを置く
机の上は、学習に必要な教材や文房具だけを置きましょう。スマホなど学習に必要無いものは目に入らず、手に届かない場所におくことで、誘惑を減らせます。 - 学習の合間にリフレッシュできるアイテムを取り入れる
集中力が続かないときのために、リフレッシュ用の道具を準備するのもおすすめです。例えば、観葉植物やアロマディフューザー、リラックスできる音楽を活用して、リフレッシュのための環境を整えましょう。
自己管理とモチベーション維持のコツ②目標を設定する
目標を設定することは、通信制高校で学習する際のモチベーション維持に直結します。
達成可能な目標を細かく設定することで達成感を得やすくなり、学習を続ける意欲を高めることができます。
目標を設定する際のポイントは、以下のとおりです。
- 短期的な目標を設定する
短期的な目標は、1日から1週間程度で達成できる具体的な内容にしましょう。例えば、「数学のレポート1回分を終わらせる」「英単語を20個覚える」といった目標を立てることで、日々の学習を進めやすくなります。 - 長期的な目標を設定する
長期的な目標は、卒業や進路達成を視野に入れた内容にしましょう。例えば、「全科目の単位を取得して卒業する」「志望する大学に合格する」など、自分の将来に直結する目標を掲げることで、学習のモチベーションを向上させることができます。 - 目標を見える化する
目標は、視覚的に確認できる形にすることで意識しやすくなります。例えば、目標をホワイトボードに書いたり、進捗状況を記録するチェックリストを作成したりすると、達成状況が一目で分かります。 - 達成した目標を振り返る
短期目標や長期目標を達成したときには、自分を褒めたり、小さなご褒美を用意したりして達成感を味わいましょう。これがさらなるモチベーションにつながります。
自己管理とモチベーション維持のコツ③サポートを活用する
通信制高校では、生徒が学習を円滑に進められるよう、さまざまなサポート体制が整えられています。
これらを積極的に活用することで、疑問点を解消し、学習の効率を高めることができます。
レポートや試験対策で分からない部分があれば、スクーリング時やオンラインサポートを通じて積極的に質問しましょう。その際、具体的な質問を準備しておくことで、短時間で的確なアドバイスを得ることができます。
また、多くの通信制高校では、オンラインで学習相談を受け付けています。メールやチャット、ビデオ通話をとおして気軽に相談できますので、積極的に活用しましょう。
加えて、通信制高校では家族の理解と協力も重要な要素です。
家族と学習計画や進捗状況を共有し、家族に学習時間を優先する必要性を伝えることで、静かな環境を作りやすくなります。
また、学習が行き詰まったときやモチベーションが低下したときには、家族に相談することで気持ちをリセットすることができます。
さらに、家族から「頑張っているね」「少しずつ成果が出てきているね」といった励ましの言葉をもらうことで、モチベーションを高めることができます。
自己管理とモチベーション維持の方法は、継続することで効果が高まります。以下の習慣を取り入れることで学習をスムーズに進めることができますので、ぜひ実践していただければと思います。
- ルーティンを作る
毎日決まった時間に学習を始めることで、生活のリズムが整い、集中力を高めることができます。 - 学習と休憩のバランスを取る
長時間学習を続けると集中力が低下するため、適度に休憩を挟むことが大切です。25分学習したら5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」などを試してみると良いでしょう。 - 自己評価を行う
毎日の学習内容を振り返り、「今日の目標は達成できたか」「次に改善すべき点は何か」を記録することで、自己管理の精度を高めることができます。
通信制高校での勉強を効率的に進めるためには、自己管理能力とモチベーション維持が欠かせません。
学習環境を整え、目標を具体的に設定し、学校や家族のサポートを活用しながら、通信制高校での学びをより充実したものにしていただければと思います。
通信制高校の勉強の仕方のまとめ
この記事では、通信制高校の勉強の仕方について詳しく解説してきました。改めてポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 通信制高校での勉強は、レポート提出・スクーリング・単位認定試験の3つの要素から成り立っており、自宅学習が基本となる
- レポートは単位取得に直結するため、提出期限を守り、計画的に学習を進めることが大切
- スクーリングでは先生や同級生と直接会って交流し、実技科目や理解しづらい内容を補完することができる
- 単位認定試験は学習の成果を確認する場であり、試験に合格することで卒業に必要な単位を取得できる
- 学習計画は年間・月間・週間単位で作成し、無理なく進めることが大切
通信制高校では自学自習が中心となるため、適切にスケジュール管理をしながらモチベーションを維持することが大切です。
プロ家庭教師メガジュンでは、通信制高校の生徒さまに向けて、学習計画の作成や日々のメンタルフォローを含めたサポートを行っています。
「学習の計画の立て方が分からない」
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また、授業や面談はオンラインでも承っています。全国各地からご利用いただけるほか、海外にお住まいの方や帰国子女の方にもこれまでご利用いただき、多数のご好評の声をいただいてきました。
初回の授業・面談は無料ですので、オンラインで授業が受けられるか不安な方もお気軽にお問合せください。
一人でも多くのお子さまが、自分らしく成長していけるよう、一同全力でサポートしてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
