【不登校×塾】不登校向けの塾選びのポイント~学習塾アナリストの視点から~
2022.04.25 【 2022.4.26更新 】
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不登校の状態にあるお子さまにとって、「学習の遅れ」は大きな心配事の一つです。
小学生であれば勉強を保護者さまが見てあげることもできますが、中学生や高校生にもなれば勉強の内容も難しくなるため、家庭教師や塾を検討することもあるでしょう。

そこでこの記事では、不登校のお子さまにオススメの塾や塾選びのポイントについてご紹介します。私は以前、上場している大手学習塾で他塾分析の責任者をしていました。

現在は不登校専門のプロ家庭教師として活動していますが、学習塾分析の経験を活かし、塾選びのアドバイスをさせていただくこともあります。

・塾選びのポイントがわかり、自分に合う塾を見つけられた
・今通っている塾でより効果的に勉強できるようになった
・不登校による学習の遅れを解消し、学校復帰に一歩近づけた

自分に合った塾を見つけることで効率的に学力を伸ばすことが出来ますし、何より「自分はできる!」というお子さまの自信につながります。
不登校のお子さまが学校復帰を目指す際に重要なのは心の休息と自信の回復であり、塾選びはとても大切なポイントです。

この記事で詳しくご紹介しますので、最後までお読みいただけますと幸いです。

【執筆・監修】
学習塾アナリスト・不登校専門のプロ家庭教師 
妻鹿潤
・16年以上1500名以上の指導実績あり
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中

不登校の現状と原因

不登校の現状と原因

不登校にオススメの塾をご紹介する前に、この項では改めて不登校とは何か、現状や原因をご説明します。

不登校について既に十分知識をお持ちの方は「2.不登校にオススメの塾選び」までお進みください。

不登校の定義と現状

不登校の定義と現状

不登校とは「年度間に連続又は断続して30日以上欠席すること(文部科学省による定義)」とされており、その数は増加傾向にあります。
2020年度の小中学校における不登校の子どもの数は19万人超であり、前年度からは8%の増加となっています。

その中でも、中学生は他校種と比べて不登校の割合が高く、4.1%となっています。
つまり、現代の中学校では、クラスに1~2人は不登校の子どもがいる状況にあり、小学生でもクラスに1人程度は不登校のお子さまがいる状況です。

▼令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(文部科学省)

保護者さまの世代ですと、不登校は非常に珍しく、まさか自分の子どもが不登校になるなんて……と思ってしまうかもしれません。
しかし、学校現場の先生やお子さま自身にとっては「よくあること」といった認識の場合もあります。

以前と比べて、社会は加速度的に変化しています。少子高齢化やグローバル化、デジタル化といった変化は留まるところを知りませんし、人々の生き方はどんどん多様化しています。
そんな中、学校現場だけが昭和の時代(あるいは明治時代)から変わることのない画一的な教育を続けています。

時代の変化に追いついていない学校現場の中で、学校に馴染めず、行きづらいと感じてしまう子どもたちが出てくるのは当然のことです。

一方で、不登校の子どもたちが増加しつつあることを受け、最近では多くの教育委員会が不登校の子どもたちのための取組を行っています。
フリースクールを公的に認可し、近隣の学校との連携を進めたり、不登校や発達に特性のある子どもたちなど、多様なニーズに合わせた公立高校を設置したりと、徐々にではありますが対応が進んでいます。

同世代の子どもたちと一緒の教室で、同じように、同じことを学ぶ————社会性を身に付ける上では大切なことかもしれませんが、「同じように、同じことを」という部分は学校がこれから変わっていかなければならない点(※)です。
今の日本の教育スタイルが合わないな、と感じるのであれば、無理をして学校に通って心や体を壊す前に、別の選択肢を検討するのも一つの方法です。

※新しい学習指導要領では、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的充実が歌われています。

フリースクールや塾、プロ家庭教師など、学校以外でも学べる機会や場所はたくさんあります。また、不登校だからといって進学を諦める必要もありません。

お子さまの個性を尊重し、希望の進路を実現することは十分に可能ですので、ご家庭だけでお悩みを抱え込まず、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

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不登校の原因

不登校の原因
不登校の原因の多くは「人間関係」と言われていますが、人間関係だけが原因というパターンはさほど多くなく、様々な要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。

勉強の遅れが原因の一つであるケースもありますし、最近では新型コロナウイルス感染症に起因する孤独感や感染への恐怖心も不登校の原因の一つにあげられます。

不登校の要因が多岐にわたる場合には、その要因を一つ一つ解決していくしかありません。人間関係については相手の都合や学校のフォロー体制に拠るところも大きく、保護者さまのアプローチがすぐに問題の解決につながるとは限りません。

一方で、勉強の遅れについては、比較的解決しやすい要因です。
教室での一斉授業では付いていけなかったお子さまでも、個別指導塾やプロ家庭教師など、お子さまの特性やペースに応じた指導を受けることで、勉強の遅れを取り戻す方はたくさんいらっしゃいます。

私は16年間にわたるプロ家庭教師の活動の中で1500人以上を指導してきましたが、勉強で全く伸びなかった方は1人もいらっしゃいません。
お子さまの個性に応じた指導と最後までとことん向き合ってくれる先生がいれば、お子さまの力は必ず伸びます。

不登校のお子さまのお悩みには様々なものがありますが、学力の面からサポートを始めるのは好手であると考えています。

特に、以前は勉強が得意で成績も上位だった子が、中学や高校に進学をしたことをきっかけに成績が伸び悩んでしまったケースですと、勉強に対する自信の回復は学校復帰に直結します。(真面目な女の子に多いパターンですが、男の子でも同様のパターンはあります。)

進学をきっかけに勉強につまずくパターンの原因は、学習した内容の本質を捉え切れていないことが多いです。
簡単な内容であれば、深く考えずに反射的に答えたり、問題のパターンを丸暗記して答えたりしてしまうことができてしまうため、本質的な理解まで及びづらいのです。

本質を理解し自分なりに考えることができていないと、内容が高度化するタイミング、すなわち進学と同時に途端に学力が頭打ちする、ということになります。

真面目なお子さまほど、目の前の問題に「どう考えるか」よりも「とにかく答えを出すこと」に囚われがちです。ですが、長期的な目で見れば、解答することよりも、時間が掛かっても良いので理解を深めることの方が大切です。

塾の個別指導やプロ家庭教師ですと、周りの目を気にせず、お子さま自身が理解できるまで時間を掛けて指導できますし、「どこでつまずいているのか」まで詳細に分析することもできます。

たくさん勉強しているのに学力が上がらないとお悩みの場合は、ぜひ個別指導塾やプロ家庭教師をご検討ください。

不登校サポート
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不登校にオススメの塾選びのポイント7選

不登校にオススメの塾選びのポイント7選
不登校の状態にあるお子さまは、メンタル面でもダメージを受けていることが多く、対応を一つ間違えるだけで状況が悪化してしまうこともあります。

「せめて勉強だけは遅れないように」という親心で塾や家庭教師をつけたとしても、お子さまと相性の悪い先生に当たってしまっては元も子もありません。

不登校のお子さまのための塾選びには、いくつかのポイントがあります。
以下で詳しく説明しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

また、世にある塾の性質や実態をかなり本音で記載している記事もありますので、「そもそもどんな塾があるの?」「ぶっちゃけ、塾ってどんな感じなの?」と気になる方は、ぜひ、こちらの記事もご確認ください。

【大手塾出身が本音で話す】目的から考える、塾選びのコツ5選
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「個別指導塾、集団指導塾、映像授業塾。それぞれどう違うの?」 「塾内部の人間から見た、各塾の実態でぶっちゃけどうなの?」 「我が子の目的に合った塾って、どれなの…

ポイント①圧倒的なオススメは「個別指導塾」

ポイント①圧倒的なオススメは「個別指導塾」
塾の指導形態は、「個別指導」と「集団指導」の大きく2つに分けられます。
このうち、不登校のお子さまに圧倒的にオススメなのは「個別指導」の塾になります。

お子さまの不登校の原因には、集団生活が苦手であったり、一斉授業についていけなかったりといったものがあります。集団指導の塾ですと、これらの要因がそのまま付いてくることになりますので、お子さま自身の負担感につながる場合があります。
また、1人1人のお子さまに応じたフォローがあるわけではありませんので、学力の伸びに関しても個別指導の塾ほどは期待できません。

「友達と会えるから塾だけ行く!」というタイプのお子さまもいらっしゃいますし、そのことは否定すべきではありません。その場合は、塾に行く目的を「お友達とコミュニケーションを取るため」と割り切るようにしましょう。

塾に行っているのに学力が上がらない……と保護者さまがプレッシャーを掛けてしまうと、勉強嫌いが加速し、学校復帰も遠のくことになります。
塾以外の家庭学習や、プロ家庭教師のフォローアップサービスなど、別のアプローチで学力の向上を目指しましょう。

学習フォローサービス
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ポイント②良い塾の決め手は「柔軟性」

ポイント②良い塾の決め手は「柔軟性」
塾によっては、問題の解法に強いこだわりを持っているところがあります。

塾が薦める解き方でないと認めない、といった極端なケースもあり「自分なりの解き方で解いたところ、叱責されてしまった」という事例も実際にありました。
(不登校の状態にありながら勇気を振り絞って塾の体験に行ったにも関わらず、そのような経験をしてしまい、そのお子さまは非常にショックを受けていました。)

もし、不登校のお子さまが塾にチャレンジしようとする際には、事前の面談で保護者さまの方から「自分のペースで学習したい」「伸び伸びと過ごしたい」ということを出来るだけ具体的に伝えるようにしましょう。
国語は苦手なので丁寧すぎるくらいしっかり解説してほしい、数学は得意なので本人の力でやらせてほしい等、科目ごと・単元ごとに細かく伝えられるのがベストです。

お子さまに合わせた柔軟な対応が可能な塾であれば、嫌な顔はされません。
むしろ、保護者さまからお子さまの状況を細かく伝えてもらうことは、指導計画を立てる際にとても役立ちますので、塾からは「細かく伝えていただきありがとうございます」といった言葉が聞けるはずです。

講師個人の力量に自信が無く、画一的な指導しか出来ない塾であれば、何かしらの理由をつけて対応できない旨を回答されるか、聞き流されて実際には対応してもらえないといった状況になります。

不登校のお子さまはセンシティブな状態にありますので、1人1人に応じた丁寧な指導が見込めない場合は、その塾を選ばない方が無難です。

私の長年の指導経験では、不登校のお子さまに接する講師には「受容性」「柔軟性」「専門性」「期待」の4つが大切です。
講師だけではなく、接する人間全員に共通する大切な要素だと思いますので、是非、以下の記事をご一読頂ければ幸いです。

不登校・発達障害指導で大切な、「教える側の人間性と信念」
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ポイント③塾の授業の振替やオンライン授業が可能かどうか

ポイント③塾の授業の振替やオンライン授業が可能かどうか
不登校のお子さまは、メンタル面でも不安定な状態にあります。
心身の不調により急に休んでしまう場合もありますが、その場合の振替やオンライン対応が可能かどうかも重要なポイントです。

大手チェーンの塾であれば、授業の振替については開始時間の2~3時間前、早い場合は前日までの連絡が必要になります。
振替の制度が充実していないと、お金を払って通っていても休みばかりで損をしてしまう場合がありますので、急に休むことになった場合のフォローについてもチェックしておきましょう。

講義形式の塾であれば後日オンラインでの視聴ができたり、家から出るのがしんどければオンライン受講もできるなど、コロナ禍を踏まえてオンライン対応ができる塾も増えてきていますので、オンライン対応の可否については事前に確認しておきましょう。

個人経営の塾であれば、振替については比較的柔軟に対応してもらえる場合が多いです。

また、大手塾であっても、教室長に経営権限が大きく委任されており柔軟に対応できるケースもありますので、不登校の状態で継続的に通えるかどうか不安であることをあらかじめ伝え、イレギュラーな対応が可能かどうか確認しておくと安心です。

ポイント④塾の体験授業詐欺に注意!?

ポイント④塾の体験授業詐欺に注意!?
体験授業は非常に重要です。
同じチェーンの系列塾でも、教室長によって雰囲気や質が全く違うケースが多いので、実際に自分が通う教室の体験授業を受けるようにしましょう。

教室長次第で、塾のクオリティは決まるといっても過言ではありません。

ただし、その中でも講師の当たり外れはあります。
体験授業では良い講師を当てて、実際は別の講師が担当するというパターンはよくありますので、体験授業で相性のいい講師がいた場合は、「この先生を担当にしてほしい」とはっきり伝えるようにしましょう。

ポイント⑤ずっと同じ塾の先生が見てくれる

ポイント⑤ずっと同じ塾の先生が見てくれる
折角信頼できる先生に出会っても、すぐに替わってしまうのでは意味がありません。

特に不登校のお子さまにとって、先生が替わることは大きなストレスにつながります。
そのため、入塾前には、できるだけ長く見てもらえる先生に担当してほしいと伝えましょう。

ただし、塾側としても、絶対に先生が代わらないという保証はできません
私も個別指導塾を経営しているので分かるのですが、講師の先生も人間であり、急に体調を崩して働けなくなることもあります。大学生講師であればゼミや就活で予想外に忙しくなったり、社会人の講師でも体調不良のほか、教員採用試験に受かったり別の教室に移動になったりと、予想外のことが起きる可能性はあります。

できる限りの配慮は求めつつも、絶対ではないことは覚悟しておいた方が良いかもしれません。

その点、個人経営の塾やプロ家庭教師であれば、廃業以外で先生が替わる可能性はほぼありませんので、人見知りが激しいなど対人面で不安のあるお子さまは、個人経営系の塾やプロ家庭教師を検討するのも良いでしょう。

ポイント⑥塾とLINEで連絡できるかどうか

ポイント⑥塾とLINEで連絡できるかどうか
LINEで連絡できることは非常に重要です。

不登校のお子さまは、授業を急に欠席してしまうことも多く、そのたびに電話で連絡するのは保護者さまにとっても負担が大きいものです。LINEでの欠席連絡であれば、電話よりも心理的な負担感をかなり減らすことができます。

また、欠席連絡以外の面でも、LINEでやりとりできることには大きなメリットがあります。
例えば、授業を休んでしまった時でも、講師の先生とLINEでやりとりをすることでメンタルのフォローができますし、宿題の進捗の確認など、簡単な指導であればLINEでできてしまいます。

あるいは、外出する気力がないだけで、家でオンラインであれば授業を受けられる気分の時もあるでしょう。
Zoomを使ったオンライン授業でも構いませんが、LINE通話で授業を受けるのも気軽でおすすめです。

また、授業以外のタイミングでも、こまめに先生が連絡をくれるだけで安心できるお子さまや保護者さまも多くいらっしゃいます。
「いつでも」話せる人がいる・自分を見てくれている人がいると思えるだけで、かなり安心感を得ることができます。

私もプロ家庭教師として指導する際は、授業以外でもLINEでやり取りし、心理的なフォローに努めるようにしています。
保護者さま、お子さま、私の3人でグループLINEを作り、指導の方向性やそれぞれの想いを共有することを心掛けています。

ポイント⑦地域の小さな個人塾が最強!?

ポイント⑦地域の小さな個人塾が最強!?
自宅から近い塾を選ぶか、遠い塾を選ぶかも重要です。

自宅から近いと安心感はあるかもしれませんが、知り合いに会う可能性があるため避けたいと思うお子さまもいるでしょう。
自宅から遠い塾であれば知り合いに会う可能性は減りますが、家から遠く離れることで不安に感じるかもしれません。

最も理想的なのは、自宅近くの塾で、学校がある午前中などの時間帯に授業を受けることですが、大手チェーン系の塾では午前中の授業に対応できないことも多いでしょう。
一方、個人経営の塾であれば、午前中でも特別に対応してもらえるかもしれませんので、交渉してみることをオススメします。(ちなみに、プロ家庭教師であれば、家から出る必要も、知り合いに会う可能性もありませんので、これらの心配は一切不要です。)

地域の小さな個人塾であれば、周辺の学校の情報にも精通しており、先生ごとの定期テストの傾向といった細かい情報も掴んでいることがあります。
その塾のOB・OGといった独自のつながりや、地域に根ざしているからこそわかる肌感覚など、受験の際にも役立つアドバイスがもらえるかもしれませんので、地域の小さな個人塾を検討してみるのも良いでしょう。

ただし、個人塾は塾長の方針がかなり色濃く出ますので、お子さまとの相性をきちんと確認しましょう。
お子さまが少しでも合わないと感じたり、ストレスに感じる部分がある場合は、地域の個人塾だからと言って無理に通う必要はありません。

それぞれの塾の違いについては、記事、学習塾アナリストが語る※個別指導塾・集団指導塾・映像授業塾・予備校の特徴と違いをご覧ください。

不登校からの勉強への向かい方、3段階

不登校からの勉強への向かい方、3段階
不登校の状態にありながら塾に通うことを検討するということは、お子さま自身が「勉強だけは頑張りたい」と思っていたり、保護者さまが「学習の遅れをフォローしたい」と考えておられたりするケースがほとんどです。

ですが、不登校のお子さまは、精神的に不安定な状態であることも多いため、無理に勉強するのは禁物です。

不登校には3つの段階があると言われており、段階に合わせた形で勉強にも取り組む必要があります。
お子さまへの接し方や勉強への向かわせ方にお悩みの保護者さまも多いかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

不登校のそれぞれの時期により、最適なアプローチが異なる
不登校のそれぞれの時期により、最適なアプローチが異なる
不登校のお子様が復帰に向かうには、一般的に『4つの時期』を順番に辿ると言われています。(お子様によっては、4つ全てを経過せずに、2つや3つの時期を経過して復帰す…

不登校段階①無気力期

不登校段階①無気力期
精神的なエネルギーが完全に尽きてしまっているのが「無気力期」の状態です。

何をするにもやる気が起きず、生活リズムの乱れや食欲不振、不眠といった身体的な症状が出ることもあります。

この状態のお子さまに、無理に勉強させることは絶対にしてはいけません。
学校に行かなければいけない、勉強をしなければいけない、といったプレッシャーからは一度完全に離れるようにしましょう。

保護者さまとしては焦る気持ちもあると思いますが、ゆっくり休んで回復してからでなければ、次のステップに進むことはできません。まずは回復最優先です。「急がば回れ」で、焦らず見守るようにしましょう。
これまでの経験からも、見守っていると、必ず、どこかのタイミングで回復し、以下の休息期に入ります。

不登校段階②休息期

不登校段階②休息期
無気力期から少し心のエネルギーが回復すると、「休息期」になります。
生活リズムが整ったり、家族との会話が増えたりと、完全ではありませんが精神的に安定してきます。

休息期になっても、大人の方から学校や勉強の話題を出すことは避けましょう。他愛ないコミュニケーションや雑談をしているうちに、多くのお子さまは自分から学校のことや勉強のことを話すようになります。

「そろそろ学校に……」という話を大人からしてしまうと、プレッシャーに感じて心が消耗してしまい、無気力期に後戻りしてしまうかもしれません。
休息期においても、周りの大人が焦らないことが重要です。

不登校段階③回復期

不登校段階③回復期
休息期で前向きになった気持ちが、行動に移せるようになってくるのが「回復期」です。
勉強したい、学校に行きたいというモチベーションが湧き、自宅学習をしたり塾に通ったりと、前向きな行動ができるようになります。

ですが、ここで周りの大人が期待をかけすぎてはいけません。
お子さまの前向きな姿を見ると、ついつい高い目標を示したくなってしまうのですが、それは御法度です。
なぜなら、高めの目標を設定してクリアできなかった場合、お子さまがこれまで付けてきた自信が一気に崩れてしまうからです。

ついつい前のめりになってしまう気持ちは抑え、あくまでスモールステップを心掛けましょう。
回復期まで来られたお子さまであれば、焦らなくても自然と不登校以前の状態に戻ることが出来ます。

不登校向けの塾選び:まとめ

不登校向けの塾選びまとめ
この記事では、不登校のお子さまの塾選びを中心にご説明してきました。
改めてポイントをまとめると以下のとおりです。

・不登校の原因は複合的だが、勉強の遅れは比較的解決しやすい要因
・不登校のお子さまには「個別指導」が圧倒的にオススメ
・お子さまに寄り添い、柔軟に対応してくれる塾を探す
・授業の振替やオンライン授業の可否は重要ポイント
・良い先生を見つけたら、できるだけ担当が代わらないよう塾に依頼する
・LINEなどでこまめにフォローしてくれる先生もいる
・大手より、地域の小さな個人塾が良い場合もある
・勉強では無理をせず、心の回復を第一に考える

塾選びでお悩みの方や、現在の塾をもっと活用したいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お子さまが前向きに勉強に取り組めるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

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