ASD(アスペルガー)の子どもの特徴とは?接し方や支援策を紹介
- 友達付き合いが苦手で、話がかみ合わないことが多い
- 急に予定が変わるとパニックになってしまう
- 音や光に敏感で、勉強に集中できない
このような特徴があるお子さまは、もしかしたらASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)かもしれません。
ASDとは発達障害の一つで、「コミュニケーションや対人関係の困難」「強いこだわり」といった特性があります。
私は、発達障害専門のプロ家庭教師や塾経営者として長年にわたり活動してきました。1500人以上のお子さまを指導する中で、ASDのお子さまとも数多く接し、学力向上やメンタルフォローなど様々な形で支援を行ってきました。
発達障害と一口にいっても、特性は一人一人違います。特にASDの場合は、「自閉スペクトラム症」という名称にもあるとおり、“スペクトラム=連続性”があります。
全ての特徴に100%当てはまることは少なく、コミュニケーションは苦手な一方、こだわりや感覚過敏はそれほど強くないといった方もいらっしゃいます。
そのため、一人一人に応じた支援方法を丁寧に見つけていく必要があるほか、確定診断に至らないグレーゾーンのお子さまのフォローも大切になります。
- ASDのお子さまへのサポートや支援方法を知りたい
- ASDのお子さまの困りごとを理解し、寄り添えるようになりたい
- ASDのお子さまの勉強面でのお悩みを解決したい
この記事では、このようなお悩みについて詳しくお答えしていきます。
私たちプロ家庭教師メガジュンは、徹底的に寄り添う姿勢と経験に基づく確かなノウハウを強みにしています。
ASDの診断を受けたお子さまや、グレーゾーンのお子さまのことでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただくとともに、この記事をご参考していただけますと幸いです。
発達障害専門の受験プロ家庭教師
妻鹿潤
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中
▼目次
- 1 ASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)の子どもの特徴とは
- 2 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援
- 2.1 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援①本人に通じるように褒める
- 2.2 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援②伝え方を工夫する
- 2.3 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援③スケジュールの見通しを示す
- 2.4 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援④落ち着く環境を用意する
- 2.5 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援⑤ソーシャルスキルトレーニング(SST)に取り組む
- 2.6 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援⑥薬物療法による対処
- 2.7 ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援⑦学校や病院、支援センターとの連携
- 3 ASD(アスペルガー)の子どもの特徴と支援方法のまとめ
ASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)の子どもの特徴とは
この章では、ASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)の定義や特徴について説明していきます。
既に知識をお持ちの方は、「2.ASDの子どもへの支援方法」までお進みください。
ASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)の定義
ASD(Autism Spectrum Disorder)とは、日本語では自閉スペクトラム症と呼ばれ、ADHD(注意欠如・多動症)、LD(学習障害)と並ぶ発達障害の一つです。
アスペルガー症候群という名称もよく耳にすると思いますが、アスペルガー症候群はASDの中の分類の一つであり、厳密に言うとASD=アスペルガー症候群ではありません(※)。
ですが、アスペルガー症候群という名称が広く浸透していることから、ASDとアスペルガー症候群が併記されている場合も多くあります。
知的障害を伴うものが自閉症、知的障害は無いものの言葉の遅れがあるものを高機能自閉症、知的障害や言葉の遅れが無いものがアスペルガー症候群となります。
最近の統計によると、人口の2~5%がASDに該当するとされています。
1クラス40人とすると、約1人はASDに該当する可能性があり、親戚や友人にASDの方がいるという場合も少なくありません。
また、男女比の偏りが大きいのもASDの特徴です。
ASDの男女比は「男:女=4:1」と言われており、圧倒的に男子の方が多いとされています。
ですが、女子の場合は言語の遅れが目立たない傾向があるため、社会的な困難に気付かれにくく表面化していないだけという見方もあります。
ASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)の子どもの特性
ASDの子どもの特性としては、
- 対人関係や社会性、コミュニケーションの困難
- 強いこだわりや限定された興味
の2つが挙げられます。
また、感覚過敏や感覚鈍麻を併せ持つ場合が多いほか、運動が苦手、マルチタスクが不得意といった特性がある場合もあります。
対人関係や社会性、コミュニケーションの困難
ASDのお子さまは、相手の表情から気持ちを察したり、その場の雰囲気を読みとったり、比喩や皮肉を理解するのが苦手といった特徴があります。
そのため、言われた言葉をそのまま受け取ってしまうなど、会話が上手く成り立たなかったり、冗談が通じなかったりといった困りごとを持つ場合があります。
診断の際には、こうした困難が持続的かどうかを確認します。
ちょっとした勘違いや思い違いでコミュニケーションが上手くいかないことは誰しもありますが、それが常日頃から続いている状態である場合は、ASDの可能性を考えていくことになります。
- 相手の感情を読み取れない、共感力に乏しい
- 指示語(これ、それ、あれ)や曖昧な表現(少し、しっかり)が通じない
- 会話がかみ合わないことが多い
- 視線やジェスチャーによる表現が苦手
- 発達段階に応じた人間関係が築けていない
強いこだわりや限定された興味
ASDの特性に「限定された興味・こだわり」がありますが、具体的には、物事の順番や物の配置、勝ち負け、自分なりのやり方・ルールへのこだわりといったものが挙げられます。
発達段階によっては、定型発達の子どもでもこだわり行動が見られる場合があり、代表的なのが2歳ごろに現れるイヤイヤ期です。
「この服じゃないと嫌だ!」「お風呂に入りたくない!」といった行動はこだわりにも思えますが、これは自我が芽生えることに伴い子どもなりの意思表示をしているだけであり、ASDのこだわりとは別物です。
イヤイヤ期は成長とともに落ち着く一方、ASDの特性である場合は4,5歳になっても極端なこだわりが続くなど、定型発達とは異なる様子が見られます。
特に洋服や食べ物へのこだわりは、ASDの特性である感覚過敏が影響していることがあります。
チクチク、ざらざらといった感触が苦手で特定の服を着ることを嫌がったり、味覚が敏感で特定のメーカー以外の物は食べないといったケースが挙げられます。
- 同じ動きや言葉を繰り返すことがある
- ルールやスケジュールが一定であることを好み、変化を嫌う
- 特定の物(電車やキャラクターなど)に極端にこだわり、固執する
①コミュニケーションの困難と②限定された興味のどちらかだけに当てはまる子どもは多い一方、ASDと診断されるのは両方に当てはまる場合のみとなります。
さらに、日常生活にどれくらい困難があるか、平均と比べた場合にどうかなど、診断には客観的かつ専門的な知識が必要になりますので、ご家庭での診断や思い込みは避け、気になることがある場合は医師や保健師に相談するようにしましょう。
ASDの子どもは、コミュニケーションの困難や振る舞いが独特であることから、学校生活での問題を抱えやすい傾向にあります。
ASDの場合、不登校の子どもの数は定型発達の子どもと比べて3倍程度、いじめを経験した子どもの数は1.7倍程度という調査結果もあります。
ご家庭においては、子どもの様子を丁寧に見守るほか、子どもが辛い思いをしないためにも、学校と連携・協力していくことが非常に重要です。(参考:子どもの発達障害 「自閉スペクトラム症(ASD)」とは?アスペルガー症候群などとの違い | NHK健康チャンネル)
ASD(アスペルガー症候群、自閉スペクトラム症)の子どもの年齢別の特徴
ASDを診断する際には、年齢(発達段階)が大きなポイントになります。
就学前まではどんな子どもにも見られる行動でも、それが小学校に上がってからも続いている場合には、ASDやその他の発達障害の可能性を検討することになります。
以下では、発達段階ごとのASDの子どもの特徴例を示してきます。
当てはまるからといって必ずしもASDであるということではありませんが、医師に相談する際の目安としてご覧ください。
- 寝つきが悪く、寝てもすぐ目を覚ます
- あまり泣かない、あるいは笑わない
- 抱っこされると嫌がる
- ミルクを飲まなかったり、偏食傾向が見られる
- 視線が合いづらい
- 言葉が出るのが遅い
- スキンシップを嫌がる
- 一人遊びが好き
- 名前を呼んでも反応しない
- 指さしが難しい
- 保育所や幼稚園の友達と遊ぶのが苦手
- 周りに合わせることなく、自分勝手に行動する(集団行動が苦手)
- 行動の順番にこだわる、物の配置にこだわる
- ごっこ遊びが苦手
- ずっと同じ遊びをしている
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)は、生まれつきの脳の機能の特性であるため、ASDであることそのものを解消することはできません。
ASDの特性によって生じる困りごとをいかに少なくするかという視点で、周りの環境を整えたり、コミュニケーションのコツを掴んでいくためのトレーニングを行ったりします。
地域の発達支援センターや医療機関では、「療育(治療教育)」と呼ばれるサポートを受けることができます。作業療法やソーシャルスキルトレーニングを通して、人との関わり方を学んでいくことになります。
子どもの頃から適切な支援を受けることによって、生活上の困りごとを少なくすることができるほか、お子さま自身が自分の特性について知ることで自己肯定感を高め、うつ病や適応障害といった二次障害を予防することができます。
また、ご家庭においては次のようなアプローチを実践することで、ASDのお子さまの困りごとを解消していくことができます。
- 本人に通じるように褒める
- 伝え方を工夫する
- スケジュールの見通しを示す
- 落ち着く環境を用意する
- ソーシャルスキルトレーニング(SST)に取り組む
- 薬物療法による対処
- 学校や病院、支援センターとの連携
以下では、ご家庭で取り組むことのできるASDのお子さまへのサポートについて詳しく解説していきます。
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援①本人に通じるように褒める
ASDの子どもは、コミュニケーションが苦手なために友達付き合いが上手くいかなかったり、こだわり行動のために親から叱られてしまったりすることによるストレスで、うつ病や不安障害といった二次障害を抱えることがあります。
何をやっても上手くいかない、自分は駄目なんだと自信を失うことがこういった二次障害の根本の原因になりますので、まずは周りの大人がしっかり褒めることを意識しましょう。
ASDのお子さまは行間を読んだり、態度から察することが苦手ですので、「○○したことがすごい」「△△に頑張って取り組んでいてえらい」など、具体的にはっきりと伝えることがポイントです。
また、褒めるときは必ず「努力した過程」を褒めるようにしましょう。
100点を取ったことを褒めるのではなく、それまで勉強してきたことや授業をしっかり聞けていたことを褒めるようにすることで、前向きに取り組む態度や、やればできると自分を信じる気持ちを育てることができます。
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援②伝え方を工夫する
ASDの子どもは、あいまいな表現や行間を読み取ることが苦手です。
「あれ」「それ」といった指示語や「少しだけ」といった感覚的な表現はできる限り避けましょう。また、回りくどい言い方や抽象的な表現の理解も苦手ですので、短く簡潔な表現を心がけましょう。
さらに、耳で聞いた言葉を理解するのが苦手な子どもの場合は、イラストや図などを用いて視覚的に伝えるのも非常に効果的です。
例えば朝の準備などは、「朝ごはん」「歯磨き」「着替え」などをイラスト付きのカードにして順番に示すなどの工夫が考えられます。
■文章は短く、内容は一つずつ
(例)手を洗ってからおやつを食べましょう
→手を洗いましょう。(手を洗い終わったのを待ってから)おやつを食べましょう。
■具体的な言葉で伝える
(例)少し待っていてね
→5分待っていてね
■イラストや図、動画などで視覚的に伝える
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援③スケジュールの見通しを示す
ASDの子どもは、イレギュラーな出来事や予定が不確定であることに強い不安を覚えます。
これは、時間という抽象的な概念を理解することが苦手で、不確定な未来に不安を感じやすいためと考えられます。
ですので、いつ・何をするかの具体的な見通しを伝えるとともに、一度伝えた予定は、できる限り変更しないようにしましょう。
ただし、予定よりも優先すべきこだわりが生じた場合は、本人から「やりたくない」「予定を変えたい」と言い出すことがありますので、その場合は柔軟に対応しましょう。
また、時計の絵が描かれたスケジュール表を使ったり、タイマーを使ってあと何分かが分かるようにするなど、時間の概念が視覚的につかみやすいようにすることも効果的です。
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援④落ち着く環境を用意する
ASDの子どもは、感覚過敏あるいは感覚鈍麻であることがあります。
ケガをしても痛がらないなどの特性が見られる場合は、健診などの際に必ず保健師に伝えるようにしましょう。痛みに鈍感な場合、けがや病気に気付きにくいという困りごとが生じるため、早めに対処する必要があります。
感覚過敏の場合は、大きな音を怖がったり強い光でパニックや癇癪を起こしてしまうなどがありますので、できるだけ刺激の少ない環境を整えるようにしましょう。
外出時などはどうしても刺激を受けることになってしまいますので、イヤーマフや耳栓を活用することも検討しましょう。フードを被るだけで落ち着く子どももいますので、試行錯誤を重ねてより良い方法を見つけましょう。
パニックや癇癪を起こしてしまった場合の対処方法も重要です。
いつも使っているハンカチを持たせたり、別の部屋に移動して落ち着くのを待つ、数を数えながら深呼吸するなど、「これをすれば落ち着く」という感覚を身につけることも大切です。
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援⑤ソーシャルスキルトレーニング(SST)に取り組む
ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、教育支援センターなどで受けられる療育のメニューの一つです。
日常生活で必要となるスキルや、社会生活を営むために必要なコミュニケーションについて、様々なアプローチから学ぶことができます。
ソーシャルスキルトレーニングの具体例には、以下のようなものがあります。
ゲームや遊び
「ルールを守ること」「負けたという結果を受け入れること」「仲間との協力・相談」など、ゲームや遊びにはコミュニケーションや対人関係の基本となる要素が多く含まれています。
ゲームや遊びを通して、楽しみながら社会性を身につけることができます。
ロールプレイ
お題となるシチュエーションが示され、子どもや指導者が一緒にその場面を想定して演技をします。
自分とは異なる立場の人を演じることで、どのような振る舞いが適切なのかを考えたり、相手の立場ではどのように感じるかを実感したりすることができます。
ソーシャルストーリー
社会通念上の暗黙の了解・ルールについて、平易な文章やイラストなどから学んでいく手法です。
なぜそのルールを守らなければいけないのか、肯定的かつ丁寧に伝えることで、抽象的な概念の理解が難しいASDの子どももストレスなくルールを受け入れられるようになります。
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援⑥薬物療法による対処
ASDとは脳の生まれつきの性質であるため、薬によってASDが解消されるということはありません。
ですが、てんかんの発作などがある場合は、発作を抑えるための薬が処方されるほか、パニック発作が激しい場合などは、症状を抑えるために抗不安薬が処方される場合もあります。
また、過度な叱責を受けるなどで心が傷つき、うつ病や適応障害といった二次障害を発症することもあります。こういった二次障害が生じた場合、投薬治療が行われることがあります。
これらの投薬治療は、症状を抑え、子どもが日常生活を送りやすくするために行われます。医師のアドバイスをしっかり聞いて、必要な治療を受けるようにしましょう。
ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもへの支援⑦学校や病院、支援センターとの連携
ASDの子どもの困りごとについて、家庭だけで抱え込むことは避けましょう。
特に、子どもが多くの時間を過ごす学校とは、担任の先生だけでなく、スクールカウンセラーなども交えて学校全体でサポートしてもらえるよう、相談や情報共有に努めましょう。また、近年では各学校に「特別支援コーディネーター」という役割を持った先生が配置されています(特別支援コーディネーターの先生は、学年主任や通級指導の担当を兼務していることもあります)。
特別支援コーディネーターの先生は、配慮が必要な子どもたちに関わる様々な支援を統括する役割で、その子が適切な支援や教育を受けるための窓口や調整を行っています。「担任の先生に相談しても、なかなか話が進まない」「スクールカウンセラーが週に数日しか来校せず、相談しづらい」などの場合は、「特別支援コーディネーターの先生にも相談してみたい」などの伝え方で学校に問い合わせるのも良いでしょう。
また、お子さまの発達のことで特に気になることがある場合は、医師に相談することも大切です。
発達障害を専門としている小児科や児童精神科などでは、確定診断とならない場合でも、療育につなぐなどの対応をしてもらえることがあります。
近隣に児童精神科などが見つからない場合は、市町村の教育委員会や子育て相談の窓口に問い合わせるのも良いでしょう。
診断名や普通級/特別支援級の別にこだわらず、子どもにとって何が最善かを第一に考え、困りごとが少しでも軽くなるよう周囲の大人が連携しサポートすることが大切です。
ASD(アスペルガー)の子どもの特徴と支援方法のまとめ
この記事では、ASD(アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム症)の子どもの特徴や支援方法について解説してきました。
改めてポイントをまとめると、以下のとおりです。
- ASDの子どもの特性は「コミュニケーションの困難」と「限定された興味とこだわり」
- ASDの子どもは不登校やいじめといった困りごとを抱えることが多い
- ASDは生まれつきの脳の性質であり、根本から解消できるものではない
- ASDの子どもは、療育やソーシャルスキルトレーニングをとおして社会性を身につけ、困りごとを軽減することができる
- ASDの子どもに接する時は、あいまいな言葉は避け、具体的にわかりやすく伝える
ASDの子どもが持っている特性は一人一人違うため、どんな困難があり、どんな支援が必要なのか、丁寧に寄り添いサポートしていく必要があります。
「この支援をすれば100%解決できる」という正解はありませんので、医師や心理士など専門家の力も借りながら、地道な支援を続けていきましょう。
また、アスペルガー症候群の子どもには知的な遅れは無いものの、その特性が原因で学力が伸びづらい場合があります。小学校高学年になると内容も難しくなってくるため、ご家庭だけでは勉強のサポートが難しいことがあります。
一般的な塾ではASDのお子さまの特性に対応できない場合も多いことから、ASDのお子さまには発達障害専門のプロ家庭教師をおすすめしています。
専門的な知識のある講師によるマンツーマンの指導であれば、ASD特有のこだわりにも柔軟に対応することが可能です。
学力でお悩みのお子さまや、なかなか良い講師に出会えないとお悩みの場合などは、ぜひ一度発達障害専門のプロ家庭教師をご検討ください。
プロ家庭教師メガジュンでは、オンラインでの指導も承っています。
遠方にお住まいの方や海外子女・帰国子女の方にもこれまで多くご利用をいただいてきました。
初回相談は無料ですので、是非お気軽にご相談ください。
一人でも多くのお子さまが、自らの力で未来を切り拓き、よりよい人生を歩めるよう、一同全力でサポートしてまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。